暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos49悪夢を終わらせる力/解放の弾丸〜Zauberkugel〜
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†††Sideルシリオン†††

アミティエとキリエ、フローリアン姉妹からの事情を聴いた俺とクロノ。クロノはもうしばらく彼女たちの監視と言う名目の元に管理局に残る事にした。そして俺ひとりアースラへと帰艦。
何せ事情聴取後、アースラからマテリアルの内フェイトとすずかの姿を借りた、レヴィ・ザ・スラッシャーとアイル・ザ・フィアブリンガーの2基を確保したという、事態が大きく動いた連絡が入ったからな。
そういうわけでレヴィ達から話を聴くためにアースラへ戻ろうと言う時、俺がフローリアン姉妹を監視するために残って、クロノをアースラへ向かわせようか、と思ったんだが・・・

――認めるのは少々癪だが、戦力的に見て僕より強い君が現場へ向かった方が何かと便利だ。とりあえず君を動かす立場になってみたい。

貶しているのか褒めているのか判らない理由で俺がアースラへ戻ることになった。そしてアースラのトランスポーターへと戻る。まず俺を出迎えてくれたのが『ルシル、おかえり。ブリーフィングルームでみんなが待ってるよ』という、ブリッジに居るアリシアからの通信だ。

「ただいま、アリシア。状況はどうなってる?」

『ついさっき、シュテル・ザ・デストラクターが再起動したみたい。今はルシル待ちかな』

「研修生の身なんだけどな、俺。途中参加でも問題と思うんだが」

『管理局内の階級で言えばそうだろうけど、でも実際ルシルって普通に色々とハイスペックだし。戦力とか思考とかさ。今アースラに居るフェイト達の誰よりも上官に適していると思うよ』

「褒めても何も出ないぞ」

『ケチ♪』

アリシアとそんな他愛ない会話をしながら通路を歩き、ブリーフィングルームへ辿り着いた。室内にははやて達が勢揃いしていて、その側にはなのはの姿を借りたシュテルを含めたマテリアル3基が居た。

「遅くなってすまなかった。・・・君たちがマテリアルか。確か、はじめまして、になるのかな。八神ルシリオン・セインテストだ。よろしく頼む」

こうして直接顔を合わせ、言葉を交わすのはそう言えば初めてだったと思いだして自己紹介。

「そうですね。では改めてご挨拶を。理のマテリアル、星光の殲滅者シュテル・ザ・デストラクターです」

「律のマテリアル、氷災の征服者アイル・ザ・フィアブリンガーですわ」

「ボクはレヴィ・ザ・スラッシャー!雷刃の襲撃者で、力のマテリアルだぞ!」

シュテルとアイルはご丁寧にスカートの裾を僅かに摘まみ上げての一礼を見せ、レヴィは元気よく挙手しての自己紹介だった。本当にレヴィは子供っぽいと言うか、フェイトとは正反対な性格をしている。どちらかと言えばアリシア寄りだな。まぁ元気なのは良いことだ。

「かつての闇の書の主、オーディン・セインテスト・フォン・シュゼ
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