入学編〈下〉
四葉家でのお呼ばれ
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「織斑様、お久しぶりです」
「葉山さん。どうかしたんですか?」
「いえ。真夜様からで、お話があるそうなので。ついて来てもらえませんか?」
「これからですか。まあいいでしょう」
と言われてから、七草家のマンションではなくかつて四葉家があった場所へと案内された。真夜が四葉家としての仕事をするときは、だいたいここに来ては仕事をしたり第四の実験をしたりとかで。もう魔法師の開発はしなくてもいいんじゃねえのと思ったけど、精神干渉系統のではまだまだ研究するとかでたまに弘一からの電話で第四の様子見を頼まれた事があった。車だと時間かかるんで、誰もいないところで空間切断してから葉山さんが乗る車を通らせてから降りたけど。葉山さんに案内されたところは、真夜がいたところにだったけどな。
「休憩のところ申し訳ありませんが、お客人を連れてきました」
「通しても構わないわ。客人を通したら、お茶を準備してくれる?」
「かしこまりました」
そして俺は部屋にあるソファに座った。向かい側には真夜がいたけど。
「こんな時にどうした?真夜」
「ちょっと確認したい事があってね、この前の十師族の会議でね。織斑一真と織斑深雪は何者か?という議題があったのよ」
「初耳だな。烈からの通信でもそんなの言ってなかったが」
「たぶん、烈先生が私が言った方が驚くとでも思ったのかしらね」
あのクソジジイは何してんだか、面白がっているとか。悪ふざけにも程々にしてほしいくらいだな、あの「老師」は。まあ注意したってまたこういうおふざけなことは、この先もありそうだな。まあ十師族の長老と呼ばれているくらいだと聞いたけどな。でもまあいくら俺らが何者でも、零家と繋がりを持つ以上はこのままのはずなのではと思ったが、予想を斜め上にいった。
「十師族の会議だと、烈先生が言ってたわ。織斑家の事で知りたいのなら、直接本人に聞けって。だからその場で言ってあげたわ、織斑家にちょっかいを出すのなら四葉家と七草家が許さないとね」
「うわぁ、必然的に巻き込まれた形になったな。絶対どっかの家がちょっかい出してくるな、あとは零家と繋がりがある事も知っているんだろ?」
最近の師族会議では、零家の代理人として蒼い翼から派遣している。これ以上何か言われる前に、セーフティーを付けておいた方が良いと思った。このまま暴走気味にならないためにな。そしたらちょうど葉山さんからお茶が運ばれてきたので、それを飲む俺と真夜。葉山さんが立ち去った後も話は続いたけど、あとは精神干渉系統ので何か良い案ないと聞かれた。
「今インデックスというより、データバンクで登録されている系統外魔法での精神はコキュートス、ルナ・ストライク、ワン・コマンド、死神の刃と死神の眼、毒蜂くらいか。それ以外のを
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