入学編〈下〉
廃工場での後始末×それぞれの会話
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これを飲めば人間を越える力を手に入ると教えられたそうだ。で、構成員に後程検査をしたら、かつて「戦国†恋姫」にあった魔弾だと分かった。でも敵がドウター化した人間ともなると、俺達ソレスタルビーイングの仕事が多くなるのは予想した。
そして学校内で鎮圧されたと思ったら突如として暴れまわる構成員がいたそうだ。そいつは拘束具から逃れようとしてドウター化になったが、監視をしていた蒼い翼関連の警察たちが身に付けていた伸縮警棒で取り押さえた。と言っても普通の警棒ではない、柄の先にはガイアメモリが入れられるようになっていてそれを入れたあとにドウター化した奴を倒した。メモリ名は『holy』と『Blade』だ。それによって疑似聖剣となってドウターを倒せるように開発をしたからだ。この技術は蒼い翼関連の警察にしか支給されていないから、これを見た記者たちからの質問があったが全てノーコメントとなった。あとは小野先生が長期の出張扱いとなっていたところかな。なぜそうなったかは知らんが後々誰かが教えてくれるからいいだろう。交代カウンセラーが着任していないからいずれは戻ってくるようだ。校内の後始末といえば、図書館のセキュリティーをCB側が強化した事と外からの電子ロックを開けた事だったが、これも秘匿扱いとなった。本来だと分解の応用で切断した図書館特別閲覧室の扉もだけど、今回は壊さずに外から開けた事によりシステムを元に戻した。
学校側としては、鍵管理やその他は隠蔽工作をしてくれた蒼い翼関連の者たち。壬生先輩のスパイ未遂も最初からなかったことになった。壬生先輩のことだが、そこで入院している病院は蒼い翼関連のだったから詳しく聞いたけど、入院理由は右腕の亀裂骨折の他にあるからだ。ブランシュリーダーである司一が光波振動系魔法である邪眼の使い手だったので、マインドコントロールの影響が残っていないかどうかを様子見らしい。俺が見舞いに行ったら担任主治医から聞いた話だけど。
「入院はまだまだのようですね」
「ええ。この腕だけなら、入院する程度ではないけどマインドコントロールされていたから、他にないか様子見だそうよ。記憶違いとか」
「剣道部の司主将も同じ理由で入院しているはずです」
「そうなんだ」
「まあ事情が事情なだけで、司主将が罪に問われる事はないそうです。最も今回の事件で関わった生徒はお咎め無しのようで」
とまあこんな感じで話していたけど。退院日は五月になると聞いたので、決まったら教えてくれるそうだ。そして部屋から出ると、知り合いがそこに立っていた。しかも知り合いというか、家の関係者とでも言おうか。その人が立っていたのだった。
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