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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
入学編〈下〉
ブランシュ日本支部
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言ってから、もう片方の携帯端末を貸したあとに、こちらも地図アプリを起動させて掴んだ場所を開けてみる。小野先生の端末と赤外線通信で送られたあとに返してもらったあとに、二台のスマホを並べて見せた。送信された座標データからのマーカーが光るのと、もう片方でこちらで調べたブランシュの場所を記すマーカーが光る。そしたら二台とも同じところを示していた。

「・・・・どういう事だ?一真が調べたところと一緒なんて。しかも目と鼻の先じゃねえか」

「・・・・舐められたものね」

レオとエリカは疑問は持つが、憤慨しているようにここから徒歩で一時間かかるところでもあった。縮尺を二台とも大きくして、詳細表示に変える。そこは、街外れの丘陵地帯に建てられた、バイオ燃料の廃工場だった。

「・・・・環境テロリストの隠れ蓑であることが判明して、夜逃げ同然放棄された工場のようですね」

「放置から考えると、劇薬物の持ち込みはないようだな」

「ええ。私たちの調査でも、BC兵器は確認されていないわ」

会頭の呟きに、小野先生が頷く。

「こいつは車の方が早いな。車はこちらで用意しよう、で、行くメンツはそちらにはいるのか?」

「どういう事?まるでそちらは準備完了と言っているようなものだけど」

「なぜソレスタルビーイングのメンバーは、撤退したのかを考えればすぐに理解しますよ」

なぜCBがいない理由を考えているときには、既にこちらで包囲完了と言っている。あとは工場内にドウター反応を確認、恐らく内部にいる奴らが何らかの理由でドウター化したのだろう。あとは攻撃を受けた一高の生徒という理由だけではない、テロリスト共は非公開の魔法技術を強奪しようとしていた。ならば、俺の持つ力もテロリストが狙っているに違いない。司甲が一真を襲撃したのも、あの能力が技術だと勘違いしているようだったし。それを確認するためだったのだろう。

「では俺も行こう。十師族に名を連なる十文字家の者として、当然の務めだ。零家の者と繋がりを持つ織斑たちばかりに任せてはおけん。七草はダメだ。生徒会長が不在になるのはマズイ事だからだ」

「なら、摩利もダメよ。まだ校内に残党が残っているかもしれないんだから、風紀委員長に抜けられたら困るわ」

そんな女子生徒二人の睨みあいは、一真にとってはどうでもいいことだった。

「織斑、すぐに行くのか?このままでは夜間戦闘になりかねないが」

「大丈夫ですよ。もう工場には包囲網ができていますから、それに俺達が終わらせる頃には蒼い翼から警察課が来ますから」

「さすがだな。ではそうさせてもらおう」

「一真。俺も行くぜ」

「あたしもよ」

と言って、俺は外に出たが準備が出来次第駐車場にて待っていると言ってから、俺らは保健室から出
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