暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0779話
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ていたりはするが、少なくても大統領補佐官として活動してきたのだから、エザリア1人に任されているシャドウミラーの政治や外交に関してはある程度任せられるだろう。
 グラス大統領から以前聞いた話によるとキノコは子供の時から苦労してきており、奨学金を使って大学を卒業しているらしい。それもトップクラスの成績で。
 学校の勉強が出来る=有能という事には必ずしもならないが、それでもコネの力があったとしてもあの若さで大統領補佐官として働いてきたのは事実なのだ。
 それと、これから行われるフロンティア政府……ひいてはマクロス世界との交渉においても、この世界について深く知っているキノコは役立つだろう。
 同時に、ビルラーとかいうS.M.Sのオーナーでもあり、グラス大統領の有力な後援者と知己を通じているというのも引き込む事に至った要素でもある。

「ま、その辺は奴次第だけどな。鵬法璽で心を縛られるのを嫌だと言い切るのなら、フロンティア船団との交渉のカードとして使えばいいだけだし」

 呟き、その場に立ち上がり影のゲートを使ってシロガネのブリッジへと向かう。
 すると……

「おわっ! おいおい、相変わらずの神出鬼没ぶりだな」

 ブリッジにある影から姿を現した俺を見て、ムウが驚きの声を上げる。
 同時に、こちらを見つけたイザークが額に青筋を浮かべて詰め寄ってくる。

「貴様ーっ! 酔っ払ってリュケイオスを起動させただと!? しかも1年半もの間行方不明になって迷惑を掛けて! どういうつもりだ!」

 がーっとばかりに言い募ってくるイザークだが、それはつまり……

「心配してたのか?」
「なっ! そ、そんな訳がなかろう! ただ、俺はだな……その、何だ。越えるべき壁が消えないかどうかを心配していた訳でだな!」
「はいはい、イザークは相変わらずツンデレなんだから」
「貴様ぁっ! 誰がツンデレだ!」

 レモンのからかうような言葉に、イザークが叫び返すが……ツンデレの意味を知っているという方が驚いたな。
 俺がいない間にイザークも大分染まっているらしい。
 だが、レモンはそんなイザークを軽く受け流して周囲を見回す。
 現在このシロガネのブリッジには今回の戦闘に出てきたシャドウミラーの幹部達が揃っている。そして……

『こーんにーちわー! 随分とお久しぶりですねぇー』
『ちょっ、ちょっとロイドさん! その、お久しぶりです。お元気そうで何よりです』
『ふぅ、無事だとは思っていたけど、こうして自分の目で見てようやく安心したよ。スレイが未亡人になったりしなくて良かった良かった』
「ちょっ、兄様!?」

 通信が繋がり、ロイド、セシル、フィリオの3人が騒がしく言葉を掛けてきて、同時に1人だけ少し離れた場所にいたスレイがフィリオの言
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