暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0779話
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う存在がいる。
 ……いや、ステラは実働班に入るかどうかは不明だが。
 そしてシャドウミラー最大の特徴でもある高い技術力を誇るという面においても、ビアン・ゾルダークやシュウ・シラカワに並ぶ天才と称しても過言では無いレモンに、SEED世界でPS装甲を開発したマリュー、OGs世界でAMを開発したフィリオ、ギアス世界でランスロットやエナジーウィングを開発したロイドやセシルといった、まさに綺羅星の如き人材が存在している。
 それには1歩劣るものの、シャドウミラー結成時からレモンに従ってきた技術班や、SEED世界から留学の形で存在しているマードックもいる。
 ここまではいい。シャドウミラーがシャドウミラーたる由縁の戦闘に適した人材に、高い技術力や開発力を持つ人材。
 だが、そんなシャドウミラー最大の弱点。それは、政治向きの人材が極端に少ない事だ。レモンやマリューといった面々はある程度そちらにも適正があるし、シャドウミラー全体の方針は代表でもある俺が決めている。だが、純粋に政治に特化した人材となると、イザークの母親でもあるエザリアしか存在しないのだ。
 勿論エザリアは政治家としての能力自体は非常に高い。何しろ、SEED世界でナチュラルよりも高い能力を持つコーディネーターの集まるコロニー、プラントの最高評議会議員という指導者達の一員として活躍していたのだから。
 だがコーディネーターであったとしても、そして能力があったとしても、それでもあくまでも1人の人間に過ぎない。当然1人で処理できる仕事量には限りがあるし、ナチュラルよりは丈夫だったとしても、疲れが溜まる。
 今までは魔法球の1時間で2日間という時差を有効に利用して何とかエザリア1人で政治や外交を回していたが、それにしてもこの調子で俺達と関わる世界が増えていけばいずれ破綻が来るだろう。
 いや、そもそも俺がいない状況で魔法球を使うのは危険かもしれないと言われていても、エザリアはその仕事量の関係で魔法球を使わざるを得なかったのだ。それを思えば、既に今の状況はある意味破綻しているのかもしれない。
 それでも何とかやれてきたのは、それこそ純粋にエザリア・ジュールという人材の優秀さの現れだろう。
 そして、そんな状況がいつまでも続けられる筈もなく、そうなると政治関係の人材補強は最優先事項となる訳だ。

「……それで私に目を付けた、と?」

 シャドウミラーという組織についての成り立ちや問題点等を長々と説明してきた俺の言葉に、キノコがテーブルの上で手を組み、そこに顎を乗せて視線を返してくる。
 ここはシロガネの中にある部屋の一室。その中で、俺とキノコ、そして一応念の為とばかりに量産型Wが扉の前に2人待機していた。
 まぁ、もしキノコがここから逃げようとしてもフロンティア船団から逃げ出した以上、逃
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