1部分:第一章
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茶気分がよかったんや」
笑みが明るいものになる。それを自分でも感じて笑う顔であった。
「南海も勝ってな」
「結局野球かいな」
夫の言葉に呆れた顔と声になったがそれでも悪い気はしてはいなかった。
「しゃあないな、ホンマに」
「それで御前が奇麗に滑っててな。目がいってもうて」
「そうやったんか。何か話を聞いてたら」
「どないしたんや?」
「いや、思うてきたんや」
小枝子は自分の心にあるものを少しずつといった感じで言葉を出していく。だがそれは決して苦しいものではなく明るいものであり続けている。
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