第六話 石川大尉!!合気道でも勝つ!!その十五
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「白浜の水着姉ちゃん達も見るか!」
「子連れのママさんの水着もいいんだよな!」
「そしてな」
「ああ、勝ったからな」
ここで恒例行事に入る二人だった。
「あれをやるか」
「いつものあれをな」
「それじゃあな」
「やろうぜ」
二人でこう言ってだ、そしてだった。
ポーズを取った、二人共腕を組み胸を張る。それから何処からか岩場の上に瞬間移動し旭日を背に波飛沫を足元に置き。
「正義は勝つ!」
この言葉を言うのだった、だが言った直後に。
怒り狂った高野山の坊さん達がだった、二人に突撃し。
まずは頭をポカリとやった、それから。
蹴飛ばし殴る蹴るの袋叩きに入りだ、こう言うのだった。
「ええい、この仏敵が!」
「神聖なる本堂の前で卑怯に過ぎるぞ!」
「しかも煩悩をこれでもかとのたまいおって!」
「御主等二度と高野山に来るでない!」
「仏罰が降れ!」
「そうだそうだ!」
「また卑怯なことしやがって!」
観衆達も僧侶達に同意して叫ぶ。
「御前等何処まで卑怯なんだよ!」
「何がボーリング作戦だ!」
「ルールに書いてないことでも人としてのルールを守れ!」
「この腐れ外道が!」
「餓鬼道か地獄道に生きながら行ってしまえ!」
「シャカの六道輪廻を受けてな!」
黄金聖闘士の技だ、何と『セイント』と入力したら漢字で書ける。ワードも進歩したものであり車田正美先生の偉大さもわかった。
「あとマジで二度と高野山に来るな!」
「仏罰当たって死ね!」
「空海上人のお力受けて罰されろ!」
こう罵声を浴びつつ袋にされる二人だった、だがそれで怯む二人ではなく。
悪びれずもせず立ち上がってだ、僧侶達にも群集達にも何処からか出したビームグレイブを威嚇で振り回し中指を立ててから反論した。
「うるせえってんだよ!」
「言われなくてもこんな山奥二度と来るかよ!」
「精進料理だけ食わせろ!」
「高野豆腐食って出て行ってやるよ!」
図々しく名物だけは食べようというのだ。
「おら、さっさと飯出せ!精進料理な!」
「高野豆腐忘れるんじゃねえぞ!」
こう言って悪びれず精進料理を出させて大威張りでジャスティスカイザーの格好のまま食べてから堂々と去る二人だった、その背に全世界からの罵声を浴びながら。
ジャスティスカイザーは今回も勝った、ついでに言うと今回も打ち切りにはならずに済んだ。連載終了か打ち切りまで戦えジャスティスカイザー、負けるなジャスティスカイザー!!
第六話 完
2014・8・1
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