入学編〈下〉
有志同盟×一時的拘束
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言えませんが」
「ということは魔法なのか?」
「分かりません。私も何が何だかで、どういう原理で通り抜けたのかどういう魔法なのか?考えても分からず仕舞いです」
としばらく待機していると、放送室内に声が上がったのと同時にこちらに来る人影があったので見ると七草会長だった。
「状況は?どうなっているの?」
「今織斑君が放送室内に入りましたが、摩訶不思議な方法でこの中に入った模様です。それで今回の件は生徒会に委ねる事については本当ですか?」
「リンちゃん、それ誰から聞いたの?『織斑君が学校側である校長に電話をしていて、こちらに会長が来ると』なるほどね、行動力早いわね。そういえば、学校側は私がここに到着したら扉をノックしろと言われたからノックするね」
と扉の前に行き、ノックをした会長だった。ノックすると扉が開いたので突入すると、壁に張り付けられた4名の生徒と壬生先輩を見ていた沙紀さんがそこにいました。なるほど、同性の方が良いとお考えのようでしたか。お兄様。
「来ましたか。ご覧の通り、生徒を拘束という張り付けにCADを没収していたところです」
「ご苦労様です。ですが、そろそろ放してあげて下さい。壬生さん、学校側はこの件に関しては生徒会側に委ねるそうです。あと生活主任と話してきましたが、鍵の盗用、放送施設の無断使用に対する措置もですが」
と言ったので、俺は壁に手を当てると張り付けの生徒を解放した。それと不正使用したCADについても、一時的に預ける事となった。
「壬生さん。これから貴方たち有志同盟と生徒会ので交渉に関する打ち合わせをしたいのだけど、ついて来てもらえるかしら」
「・・・・・ええ、構いません。それに逃げる気などありませんから」
「じゃあ決まりね。十文字君、お先に失礼するわね?」
「先ほど織斑の言う通りとなったので、既に承知済みだ」
「摩利もごめんなさいね。一真君と私だけで、手柄を横取りするみたいで気が引けないけど」
「気持ちの問題だ。第一あたしたちが突入したら怪我どころでは済まないのだろう。それを一真君が怪我させずに拘束をした上で、ここに真由美が来るのが分かっていたようだったからな。手柄は冷静に対処方法を詮索した一真君だろうね」
「一真君もご苦労様。それと深雪さんと、貴方たちも今日は帰っていいわ」
「・・・・それでは会長。これにて失礼します」
と言ってから、俺は無言で歩いて行った。深雪たちも分かっているからか、丁寧に一礼をしてから一真を追ったのだった。ちなみに、理事長と蒼い翼関連の者たちに関してはソレスタルビーイングに連絡をしていた時だった。俺がそうしろと言ったからである。脳量子波で。そして月中基地支部にいるプトレマイオスクルーと、待機状態であった隊員
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