入学編〈下〉
有志同盟×一時的拘束
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くまで護衛の者だが、派遣先は蒼い翼となっているし。こういうことになるのであれば、一度学校側の最高責任者に電話を入れる決まりだ。
「手が早いな、それでこれからどうするんかね?真由美が来ても抵抗されるだけだぞ」
「分かっています。深雪、少しだけ沙紀を貸してくれないかな?」
「はい。ご自由に」
「という訳で、俺と沙紀で突入します。中にいる者たちの内男子生徒は3人で女子生徒は2人と確認したので。その中に壬生先輩もいるそうですが・・・・」
沙紀を貸してくれと言った俺は、沙紀を俺の近くにいて蒼太を深雪の近くに寄った。だが、いくら魔法でも突入などできる訳がない。扉を破壊とかしないと入れないと思う奴らだらけだったが、ここで俺はようやく神の力の一つである空間切断を使えるからだ。
「突入って、どうやってなんだ?ここは扉を破壊してまでして中の奴らを拘束するのが、先決だと思うが」
「先ほども言いましたが、ここに会長が来るのですよ?なので一時的に拘束するまでです。ということで行くよ、沙紀」
と言いながら、俺は左手を手刀の形にしてから縦に一刀両断にした。会頭も委員長も市原先輩も何をしているのか、よく分かっていないようだったが。一刀両断したあとに、一真と沙紀は扉をまるで抜けるように姿が消えることに驚く一同だった。そしてその後に放送室の中から声が聞こえた。どういう理屈なのかは分からなかったが、無事に潜入できたようだった。放送室の中では。
「な、いつの間に。どこから入ってきた!」
「どこからって、この扉を潜ってきただけだが。とりあえず一時的ではあるが、拘束してもらう」
「そうはさせるか!」
と言いながら、CADを取り出した有志同盟の奴らの内4人は魔法を使用しようとしたが、魔法処か起動式も発動しないことに驚く一同だった。
「お前らは一時的にだが、壁に張り付いてもらおうか」
と言ったあとに壁に手を当ててから、もう片方の手を壬生先輩以外の者に向けて発射。そしたら一瞬の内に壁に張り付けにされた者たち。そして張り付いたあとに不正所持していたのを回収する俺。沙紀は壬生先輩を確保していた。最も抵抗していなかったので、張り付けにはしなかったけど。そのときノック音が聞こえたので、俺は扉を開けた。
一方俺らが入ったあとに、扉に向かったが一真達が通り抜けたように見えたのが驚いていた事に蒼太と深雪は失笑していた。先ほど通り抜けた一真たちが侵入したあとに扉を触れてみたが、そこはただの扉であり通り抜けるところなどないかのようだった。驚いたのは、同じ一年の者たちもだ。でもここで種明かしを言うべきではないと思い、深雪と蒼太は静かにしていた。
「深雪さん。今のはいったい?」
「あれはお兄様のお力の一つです。詳しくは秘匿なので
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