入学編〈下〉
事務スキル×カウンセリング
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ことがない。逆にこちらから受けたことはあるが、主に異性の相談とか同性の悩みとかは多く聞いてきた。
「どう?高校生活にはもう慣れたかしら?」
俺の内心を知ってか知らないのか、定番とも言える質問をしてきた。
「いえ、予想外の事が多すぎて、学業に専念できませんね」
一応先生と生徒と言う感じなので、俺が敬語を使わないといけない立場である小野先生だとは理解している。小野先生は苦笑しながら脚を組み替えた。小野先生の格好は丈の短いタイトスカートに、薄手のストッキングに包まれた肉感的な太ももが覗く。これは普通の学生だったら一発でやられるし、脚フェチの者にとってはたまらんだろうな。あと上半身のは胸元を大きく開いた淡い色のブラウスで、下着の線が見えるくらいの透明感がある。昔なら一般的でも今のマナーでは公の場では素肌を見せないというか、肌の露出を抑えることになっているとか。女子生徒も皆、スカートの下に素肌の色が透けない厚手のタイツまたはレギンスの着用必須という義務付けられている。校内において、成熟度は別にしたとしても、俺は別段珍しくも何ともない刺激的な眺めでもあった。
「・・・・どうしたの?」
と聞かれたので、目線を戻すと小野先生は悪戯っぽく問いかけた。普通の男子学生だったら顔を赤く染まるか、遠くからの発言をするだろうけど。俺には特に効果がないなとは思ったけど。小野先生より胸が大きな人は拠点にいるからだ。最も拠点の異空間にある創造した惑星の一つである「魔」には、巨乳な妃がたくさんいるからだ。サキュバスのシャムシェルにシャハル、ニンフの血が流れるルセリアに純血ニンフのセレブリアとか、名前挙げるだけだとたくさんいるが全員巨乳というより爆乳で母乳が出るほどで。しばらくいると乳係やら情事の順番やら、朝から夜まで搾り取られるという事もありあまり行かない。行くとすれば、様子見をするくらいなのだが、彼女たちにとっては日頃溜まっている性欲や乳が張るから母乳を出してくれとか。まあ今はいいや、ここに来る前に散々搾られたからな。
「百年前ならその格好をどうこう言いませんが、現代のドレスコードを照らすと小野先生の格好は刺激的ではありませんか」
「ご、ごめんなさい」
俺の目はに興奮の色はなく、というより慣れたというのが早い。そして動揺もせずに指摘されたのか、小野先生は慌てて脚を抑え、椅子に深く座り直した。小野先生の内心では、動揺を全くせずに本当に十六歳なのか疑問に思ったに違いない。あと蒼太にも、俺の目線をダイレクトに見ていたが蒼太も同じ気持ちになった。蒼太もあれぐらいでは動揺もしないし、昔と比べればと考えた方が早い。相手の動揺を誘うのは、話術に長けている者が主導権を握ろうとしたことで、王道的なテクニックだ。小野先生がこういう服をチョイスしたのもこのため
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