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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
入学編〈上〉
風紀委員会による業務会議
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く言ったら最悪存在が消されるとでも思っても構わん」

俺の力を見せたのか、気にしている者はいなかった。もう一人教職員推薦枠の先輩もいたが、俺の電撃を浴びないためか文句は言わなかった。まあ経験者が辰巳先輩もだからなのか、巡回についても異議はいなかった。あと目の前で見た森崎は俺に自然とだが恐怖していた。俺の手にはCADらしき補助具がない。

「よろしい。では早速行動に移ってくれ。レコーダーは忘れるな。織斑と森崎の両名は私が説明をする。他の者は、出動!」

全員が一斉に立ち上がると踵を揃えて右手で左胸を叩いた。おいおい、まるである外史にいた者たちの敬礼だな。この敬礼は代々風紀委員会が採用しているそうで、あとは挨拶だったか。時間帯問わずに「おはよう」らしい。委員長、俺、森崎以外の六名は、次々と本部を出て行くが、最後になった辰巳先輩と沢木先輩は俺と護衛の者について何か言ったあとに出て行った。まあ分からなければいつでも聞けとかだったが、委員長は頭を押さえていたが声をかけた。

「まずこれを渡しておこう」

横並びに整列した二人に、腕章と薄型のビデオレコーダーを手渡す。腕章を腕にやるが、俺は思い出したと同時に空間から新たな腕章を取り出す。それを蒼太と俺の分だが。

「レコーダーは胸ポケットに入れておけ。ちょうどレンズ部分が外に出る大きさになっている。スイッチは右側面のボタンだ」

言われた通りにブレザーの胸ポケットに入れてみると、そのまま撮影できるサイズになっている。

「今後、巡回のときは常にレコーダーを携帯すること。違反行為を見つけたら、すぐにスイッチを入れろ。ただし撮影を意識する必要性はない。風紀委員の証言は原則としてそのまま証拠に採用される。念のため、くらいに考えてもらえれば良い。委員会の通信コードを送信するから、確認してくれ」

携帯端末というよりケータイだが、念のために最新のスマホを出してからケータイと耳にはめる通信機にも送った。その辺りを見ていた委員長だったが。

「織斑はその通信機で直接で構わんさ。報告の際はこのコードを使用し、こちらから指示がある際もこのコードが使われるから確認をしろ。それとCADだが、風紀委員はCADの学内携行を許可されている。織斑は例外だが、使用についてもいちいち誰かの指示を仰ぐようなことは必要ない。だが、不正使用が判明した場合は、委員会除名の上、一般生徒より厳重な処罰が課せられる。一昨年はそれで退学になったヤツがいる。織斑はともかく森崎は甘く考えないことだが。それより織斑、その腕章はなんだ?」

「これですか?蒼い翼と風紀委員会合同での権限を持っている私と護衛もいます故、腕章を私と蒼太だけは新しく作り直しました。これで風紀委員会だけじゃないと証明になります」

「なるほどな。確かに風紀
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