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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
入学編〈上〉
風紀委員会による業務会議
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「そのままで聞いてくれ。今年もまた、あのバカ騒ぎの一週間がやってきた。クラブ活動新入部員勧誘期間だ。新入生獲得合戦とも言うが、原因は魔法科高校ならばでのクラブと九校戦だ。風紀委員会にとってはこれが最初の山場となる季節でもあるが。この中には去年調子に乗って大騒ぎした者や鎮めようとしてさらに大きくした者もいる。今年こそは、処分者を出さずとも済むよう、気を引き締めて当たってもらいたい。いいか、くれぐれも風紀委員が率先して騒ぎを起こすような真似はするなよ?」

ふむ。確かに去年騒ぎを起こした先輩方もいるようだな、今俺の脳量子波から風紀委員で騒ぎを大きくした者のリストが送られてきた。これはISの機能を応用したモノで、見ている映像を直接脳にリンクする。

「今年は幸い、卒業生の補充が間に合った。紹介しよう。立て」

事前に打ち合わせした通りになったが、俺はすぐに立ち上がった。森崎もだが。こちらは一切の緊張感がなく、任務をやるといういつも通りをすればいいのこと。森崎は緊張感を隠しきれていないし、前の厳重注意処分もあってか直立不動と言う感じでもある。

上下に厳しいタイプは森崎の方を向くが、実力主義なタイプは俺に向くだろ。まあなめられるような態度を取った風紀委員は即座に執行してもいいと、こちらは許可をもらっているし一度聞いてみたがハリセンより電撃の方が身体に直接教え込むカタチだからと。

「1-Aの森崎駿と1-Eの織斑一真だ。今日から早速、パトロールに加わってもらおう」

ざわざわしてきたが、まあ予想通りの歓迎だな。NGワード取り締まり総本山だけあってか、ウィードとは口をしなかったが。

「誰と組ませるんですか?」

その代りというわけであるが、教職員推薦枠の岡田という先輩が手を挙げて言った。

「前回も説明した通り、部員争奪週間は各自単独で巡回する。新入りであっても例外ではない」

「役に立つんですか?」

と言った岡田という者に何だか実力を見せろという雰囲気になったので、俺は立ちながら手に電気を纏わせてからその教職員推薦枠の先輩を電撃の刑に処した。

「ギャアアアアアアアアアアアッ!!!!!」

「織斑、そこまでだ。それ以上やると死んでしまうぞ?」

「大丈夫ですよ。これくらいの威力では死にゃあしないですよ?これでも1割か2割の威力なんですが。電撃で黒焦げになってしまったんで、特別に人間洗濯機の力でも見ます?」

と言ったら頷いた委員長なので、電撃をやめさせて先輩の周りに風と水を纏わせてから洗濯し終えると、元の状態になったことで驚く他の先輩方。

「これが織斑の力だ。他に電撃を浴びたい者は手を挙げろ、あと織斑は例の護衛持ちの生徒で校外校内での取り締まりは、風紀委員以上に強い権限と力を持っている。織斑を悪
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