入学編〈上〉
風紀委員会本部
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からな。随分前に。
「な!君まで言うかね」
「この汚れを取ったのはエレメンツを使ったのですから、少しの礼はないんですか?委員長」
「ぷっ。くくくく。一真君がそう言ってるとその顔は説得力あるわね。もしかしてエレメンツ使ったの?」
「そう言う事です。それと部屋の隅々まで風と水で取り除きましたから、プロの掃除屋とそう変わらないですよ。委員長、点検終わりました。痛んでいるのを新品に交換しました。これで問題はないはずです」
「ご、ご苦労。あと真由美!笑いすぎだ!」
ごめんごめんと言いながらも、まだ笑っていたけどな。そして俺らの服に着いていた汚れや手と顔についた汚れを風と水の合せて取り除いた。人間洗濯機とよく言われるが、まさにそうなんだろう。
「そういえば一真君は実際私たちより上の歳と聞いているが、どうなんだね?」
「いきなりですね。まあ確かに俺と深雪にここにいる蒼太や沙紀も同じぐらいの年齢です。それに先程も申した通り、一度はこの世界を破滅に導いたことがあるのでね。だから今度こそはと思い、この世界を見ている訳ですよ。それに今更ですがあのドウターが攻めてきたのは今日が最初じゃないって知ってました?」
そう俺達がこの外史に来てから、というものGN粒子を撒いてはドウター退治を行っていた。地球上にゲートがあればそこまで飛んで行ってはステルスバリアーで、地上にいる人間たちに知られないようにしてきた。あとは宇宙でな、月の表のところでもドンパチやっていた。それもMSでの戦いで、こちらは無傷であったがあちらはだんだんと組織化しているように思えてきた。まるで戦国†恋姫の外史にいて鬼がドウター化して、組織化したことを。
「なるほど。だからなんですね、ソレスタルビーイングの兵器をどこの国家や組織に渡していないのを」
「そういうことです。もう知っていると思うが俺達もソレスタルビーイングのメンバーであり、前線で仕切る者だ。今までは裏方として誰にも知れないで、そうしてきたが。今回の一件で、ドウター退治は表舞台に立つかもしれないが。まあ俺達の仕事はドウターだけ退治という仕事ではありません。俺らの邪魔をする組織とかを潰すのも俺らの仕事でもありますからね」
「なるほど。確かに日本は同盟をしているところとしていないところがある。危険なところもあるからな、私たちは学生という身分だから叩くところも限界がある。十師族が学生の中にいるのはそいつらを排除するためのところだな。学生がテロリストたちを倒したとしても、警察としてはその学生も逮捕しなければならないところを凌駕する権力を握っているからか」
「あとはそうですね。蒼い翼関係者がやれば、表では俺らがやったけど裏では蒼い翼関連の警察や軍部にいる者がやったことにすればいいのですから」
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