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Angel Beats! the after story
C7
戦線旅行
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うって知ってるんだよ?」

『それは愛』ブチッ

本当に残念だよ。色んな意味で……。

〜回想終了〜

そんなことがあったが。ゆりの要件が気になって、ゆりに聞いても何も教えてくれなかったな。
「だから、くっ付き過ぎです!」

「くっ付いて何が悪い?結弦も嬉しいよな?」

Oh……。柔らかな二つの膨らみがこれは一言で言うなら……極上!

「鼻の下伸ばしすぎです音無さん!うぅ〜」

不機嫌なかなでも捨てたもんじゃないな。

「結弦、結弦」

岩沢にいきなり名前を呼ばれる。
「どうした岩沢?」

「………」

「えっと……どうしたまさみ?」

「…………あっ、間違えた。もう一回」

よく分からずテイク2。

「どうした岩沢?」

「…………」

「えっと……どうしたまさみ?」

「ただ……呼んでみただけ」

微笑む岩沢。これを一発で成功させれば文句無しでハートを撃ち抜かれたんだがな。やっぱり音楽以外は抜けてるな。

それから修羅場が何度も訪れたが今は二人ともグッスリと寝ている。

「おや、かなでちゃんと岩沢ちゃんはお寝んねですか」

運転しているTKは少しシュールだな。

「そうみたいだな」

俺の両肩にかなでの頭と岩沢の頭がくっ付き可愛い寝顔と寝息をたててる。

「なんだ、結局野郎どもしか起きてねぇのか」

「ゆりっぺの寝顔は眩しすぎる」

どうやら女性陣はみな寝てしまったようだ。

「いつもはうるさいけど、こうして無防備に寝ている姿を見ると守りたくなるよな」

「ハッハッハッ。その通りですね」

「俺はいつでも守っているがな」

「ということは、俺たちは騎士ってことになるよな」

それはいいな、と日向が笑うと野田もTKもつられて笑う。

「こんな可愛い姫様を守れるのは世界広しといえども俺らだけだな」

「「「まったくだ」」」

あらためて男と男の友情を強くした、そんな車内だった。




「着いた〜〜!!」

車から降りると同時に声を上げるゆり。
目の前には純和風の造りの壮大な旅行が建っている。

「おっ!遅かったな岩沢!こっちだ!」

先に着いていたひさ子たちが玄関付近で俺たちを手招く。

「じゃあ全員揃ったし、中に入るか」

恐る恐る中に入ると熊の剥製や埃一つない床、カーペットの敷かれた長い廊下。俺たちみたいなのが泊まっていいのだろうか。ダメだろ。

「遠路遥々ご苦労様です。この旅館の女将を務めさせてもらってます加藤と言います。よろしくお願いします」

女将の加藤さんはとても色気があり、フェロモンっぽいのが出てそうで、つい魅了されてしまう。そして何故か、かなでと岩沢に抓られ
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