入学編〈上〉
生徒会室でのお昼×特例権限についての理由
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徒会に入って下さることを希望します」
「会長がそう仰るのでしたら、喜んで入らせてもらいます」
と言ったので、深雪は生徒会役員の書記としてなったが疑問があるので、俺は答えた。
「深雪は生徒会役員になりましたが、先ほどの疑問に答えますと、これは私の親友である零達也からの要望なのですよ」
「零達也!?あの大企業である蒼い翼の社長であるあの零達也ですか!?」
「本名以外は全て謎であのトーラス・シルバー並みの人物とされていますが、あの零達也なんですか?」
零達也というキーワードに市原先輩と中条先輩は驚愕していた。何しろ百年前から名前だけは公表されていて、姿とプロフィールは一切見せないと言われている。謎の魔工技師であるトーラス・シルバー並みの謎の人物としてある。誰も会った事はないからだ。証拠はあるのですかと聞かれたので、会長と渡辺先輩はパスケースにある名刺を取り出した。名刺には蒼い翼のシンボルマークと共に名前が書かれているのを先輩方に渡したからだ。
「そういえば零社長から言った事があったな、風紀委員に一真君を任命することを」
「生徒会の役員は一科のみ選ばれることは知っていますが、風紀委員は二科でも選んではいけないとは聞いていませんが。それについては?」
「ああそうだった。風紀委員の生徒会選任枠の内、前年度卒業生の一枠が埋まっていない。一科を縛るのは副会長、書記、会計だけ。つまり風紀委員の生徒会枠に二科の生徒を選んでも規定違反にはならない。だったか?」
「そうだったわね。風紀委員なら問題はないし、昨日の時点では特例とした権限を持っている事を知らない生徒も多い。生徒会は一真君を風紀委員に指名します」
「その方が助かりますが、そろそろお昼も終わるので。この話はまた放課後にしても構いませんか?それと私の護衛も権限を持っています事もお忘れなきよう。護衛の者も蒼い翼から派遣されておりますゆえ」
もうそろそろ昼休みも終わりそうだから、この話は保留にしてまた放課後に行くことにした。まあこれは零達也=織斑一真である俺がそう言った事だし、その方が俺や護衛の権限も知らない生徒は多い。知っているとすれば、一部の風紀委員のみだけど。あと生徒会の仕事についてもまだ詳しく聞かないといけないし、中条先輩=あーちゃんに教えてくれるとのことだが、なぜ深雪には名前で中条先輩には「あーちゃん」なのかが不明だ。俺の権限で取り締まるのもいいが、風紀委員のメンバーとしてなら、文句を言われても大丈夫だ。
あと俺らの権限と風紀委員の権限はほぼ同じと考えられる。風紀委員の主な任務は魔法使用に関する校則違反者の摘発と、魔法を使用した争乱行為の取り締まり。昨日のは俺の権限で取り締まったが、違反者に対しての罰則の決定権もある事を知っているしそれについ
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