第三章 地球編 アジア 中国
第12話 中国が悪いことばかり考えているというのは偏見だ
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んですけど」
別に気にしないでください。
「いや、気にするよ」
あんまり私と話していると変人みたいに思われますよ。
「何を話している」
「!!」
振り返った先にアギトが腕を組み、木にもたれかかったいた。
「なぜここが?」
リオさんの問いにアギトはあっさり答えた。
「のろしが上がっていたからな」
「あ‥‥‥‥」
ガシャシャン! ボシュゥゥゥッ!
リオさんはとりあえず左手を換装して冷凍ガスで火を消した。
「ほぅ‥‥‥便利な能力だな」
「だろ?意外と重宝してんだぜ」
バシュッッ!
リオさんは換装を解いた。
アギトは全身を換装していた。
「あんまり長く換装してると体力が持たないぜ?」
アギトはあっさり言った。
「正体をばれないようにしているだけさ。
顔を出さなきゃ誰が俺だかわからないからな」
理由に納得したリオさんは訊いた。
「で、何の用だ?」
アギトは少し低い声で言った。
「ある重要な情報を持っているのさ」
「重要な情報?」
リオさんはアギトに質問した。
「それは中国に関してか?」
アギトは大きく首を振った。
「いいや、ここに将軍が来ているという話さ」
アギトのこの一言にリオさんは驚いた。
「何でそんなことを知っているんだ?」
リオさんのこの質問にアギトは自慢げに答えた。
「あるツテがあるということだけ教えておこう。
それよりも聞くのか?この情報」
リオさんは大きくうなずいた。
「あぁ、頼む」
アギトは少し間を開けて話し始めた。
**********
「あ、煙が途切れたよ」
マリーは森の中から不自然に出ていた煙を見ながら言った。
「リオさんに何かあったのかな?」
「多分、大丈夫だろ」
ホークアイは巨大基地での戦闘シーンを思い出していた。
「オレは少し心配だな」
迅は木が何か大きなものが通ったかのように折られているのを見ていた。
「おそらく"鎧虫"がいるな。小型だが、複数いる‥‥‥‥待てよ」
周りをよく見れば、木が折れている場所が沢山あった。
迅はその場所をよく観察した。
ガサササッ
「まさか!」
振り返り際の迅に何かが飛びかかった。
「ギィィィィィィィ!!」
「うおおぉぉぉぉぉ!」
ザクッ!
迅は長剣で何かを切り裂いた。
首はとんでいるが、体だけで必死にもがいていた。
「この形‥‥‥‥アリ型か」
大きさは2m程だが、こいつらの一番の恐ろしさは単体よりも――――
「オレたちはすでに奴らのテリトリーに入ってしまったら
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