入学編〈上〉
服装と装備チェック×魔法について
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立魔法大学付属第一高校は毎年、国立魔法大学へ最も多くの卒業生を送り込んでいる教育機関として知られてます。同時に優秀な魔法技能師を最も多く輩出しているエリート校です。魔法教育に、教育機会の均等という建前は存在しない上、この日本国はそういう余裕がないと」
「俺、声出してたか?それより俺の隣に座れ。あと2時間はあるのだから」
「出ていましたよ。ではご命令により隣に失礼させて頂きます」
『ここからは俺らのみしか知らないが、魔法が使えない者には俺ら本社や傘下の会社が取り組んでいる事がある』
『それが魔法が使えない者用に設立された会社を作り、社長や部長クラスは記憶共有者の者を配置し、あとの社員は魔法が使えない者を配置させたという事ですね』
蒼太の言う通りなんだが、この国は使用可能と不可能で大きな亀裂がある。徹底した才能主義に残酷なまでの実力主義、それが現代の魔法世界。この学校に入学を許された自体がエリートであり、入学時点で優等生と劣等生が存在する。同じ新入生であっても平等はないに等しい。そこで俺自らこの学校に入学してどの程度酷いのかを調査するべく入ったという訳だ。
「一真様、本来入試はトップの方が魔法実技を細工して、二科生となった事については私も賛成です」
「そうだろうな。俺は魔法実技が苦手という偽りで二科生となった。実際は得意というよりCAD何かなくともすぐ発動できるからな」
「それについてはここでは厳禁ですよ。他に聞かれます」
まあそうだなと思いながら、俺らは入学式を待つが妹の深雪は新入生総代でここに来た訳だが、時間潰しに空間にある本かスマホでも弄るか。ちなみに他の建物内は入れないようになっていて、本棟・実技棟・実験棟の三校舎ともね。
内部レイアウトが機械可変式の講堂兼体育館に、地上三階・地下二階の図書館と二つの小体育館。更衣室・シャワー室に備品庫・部活室で使われる準備棟・食堂兼カフェテリア兼購買も別棟になっている。それ以外にも、大小様々な付属建物が建ち並ぶ第一高校の敷地内は高校と言うより郊外型の大学キャンパスと言う感じだ。
実際俺は大学卒業してる身ではあるが、それを隠してこの高校に入学したのだから。拠点でも高校生活を楽しんだが、あちらは三大勢力や各神話の神達がいる世界。この世界は、人間のみ存在が許されて精霊や霊獣と言うのも魔法の一つとされている。規格外の力を持っている俺は、人間であって人間ではない存在で創造神黒鐵と妹の深雪は女神雪音である。
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