入学前
入学前の仕事(2)
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徒会長の七草真由美。隣は風紀委員の渡辺摩利に部活連会頭をしている十文字克人です」
「一応僕らも自己紹介しようか。真由美の父親で七草家の現当主七草弘一です」
「私は七草家の現当主の妻ですが、四葉家現当主四葉真夜です。表では七草真夜と名乗っているわ」
「え、嘘!お母さんが四葉家現当主!?」
「知らないのは無理もない。真夜は隠していたからね。そこにいる克人君は知っているみたいだけど」
とまあ俺以外の自己紹介が終わった所で、今度は俺の自己紹介をした。人前で紹介するのは初めてかもしれんが、一応防音結界を張ってあるから問題ないだろう。
「初めての人をいるので、名刺を渡しておきましょうか。初めまして、私は零達也と申します。零家現当主をしておりまして、大企業である蒼い翼CEOをしています。どうぞよろしくお願いします」
『え?ええええええええええええええええええええええええっ!』
やはり驚くのは無理もないか。俺を連れてきた烈と弘一に真夜は驚いていない様子だった。まあ今の姿は零達也としての姿で擬態をしているからな。本来の姿とは違うけど、織斑一真として姿を隠している訳だ。分身体である俺はバカ弟子と組手をしている頃だろうな。
「零達也って、百年前からある当時株式会社ブルー・ウイングの社長していた者の名前!すると今のが二代目か三代目なのですか!?」
「違うよ。私は百年前から生きている。つまりずっとこの姿をしている訳だ」
「通りで、十師族選定会議でも一度も顔を見せないと思ったらそういう事か!という事は何かの術で生きているのですか?」
「それも違うな。私ら零家は長生きの家でね、よく言われるのが不老不死って言われる程さ」
「達也さんはこの学校の資金援助している御方なのですよ」
「それより達也さん。私達を集めた話をしましょうや」
「それもそうだな。今年度の一年生に我らと関係をしている生徒を二人、この学校に入学する事を伝えに来た」
「零社長直々にですか?名前は?」
克人君にそう聞かれたので、護衛の一人にあれをと言った後にとある書類を取り出した。そして机に置いた。
「そこに書かれている通り、名前は織斑一真と織斑深雪。七草の娘さんとは、一度会っていると聞いている」
「え?そうでしたっけ。お父さん」
「うん会っているよ。沖縄海戦の後、真由美の誕生日の時に来た人が織斑一真さんと織斑深雪さんだ」
「え、でもあの時は姿や声も違っていたけど」
「無論この書類に写っている顔写真は、擬態時の姿だ。君が会った織斑一真が本来の姿なのだよ」
「するとこの二名が入ってくる為に我々を呼んだという事ですか?正直言ってこの程度だと呼ばれる事はないはず」
「そこにいる渡辺さんの言う通り
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