入学前
入学前の仕事(1)
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元々有名だったのがさらに知名度を増した。
「全く織斑会長は凄い事ばかりしますね」
「ホントですよ。本来だったらトーラス・シルバーは織斑会長の名を出せばよかったものを」
「それだと今後、俺の行動に支障があるからな。俺はここの会長でもあるし、蒼い翼CEOをしているからな」
「そうでしたね。社長業に会長業におまけに魔法工学技師をしている御方。万能以外ありませんね」
今後の事を話したが、トーラス・シルバーの本名・姿・プロフィール等を一切公表しないように言っておいた。バレたら支障が出るし、今後の活躍もね。そういえばイギリスで、大規模な飛行魔法の実験が行われたらしいが失敗したと聞いた。
まあ当たり前だが、魔法では限界はあるかもしれないし翼があれば自由に飛べるが今はまだ実現しないだろう。まあまたその名を使って俺と牛山で飛行魔法を開発するが、基礎理論は伝えてあるから。あとは応用したソフトを開発してから、牛山のハード開発だろう。
俺と深雪はこの先忙しくなるので、訓練や仕事を最優先として地上にいた。CBメンバーであるフェルト達は月中基地支部にいる。数年待つのは俺らだけで十分だ。九重寺を建てたのは、蒼い翼関連の建築者が建てた寺である。
そして住職の九重八雲は俺の弟子。表は知り合いとしているが裏では俺が師範代をしているし、九重八雲の事をいつもバカ弟子と呼んでいる。記憶共有者が多いと思うが、バカ弟子も記憶共有者の一人だ。
「一真さん。そのバカ弟子というのやめてくれないかな?」
「だったら俺を倒してから言ってみろっつうのっ!」
古式魔法の伝承者で忍術使いだそうだが、まだまだ甘いと俺は思う。深雪は、一応バカ弟子の門下生なので先生と呼ぶ。たまに深雪を変な目線で見るから、そん時は俺のハリセンで気配なくしてから叩く。たまに電気や雷を乗せてから叩くと一種の痺れが発生する。
バカ弟子は、変化に弾き玉・鬼火・点穴術・纏衣の逃げ水とかを使うとか聞く。俺のハリセンを畏怖しているのはバカ弟子と記憶共有者に対してだけ叩く。これは拠点である所で散々畏怖させたからだ。
「考えながら戦うのはよくないと思うけどっ!」
「おっと。考えていてもまだまだだぞ。ほら、来なさいバカ弟子」
「だったら行かせてもらうよっ!」
組手をしたが、十戦十勝。今はちょうど国立魔法大学付属第一高校の入学式1週間前だ。俺らは日本国籍を持っているけど、中学卒業資格は持っていないからコネを使わせてもらった。一応試験を受けたが俺と深雪は共に一科生となる所を、それでは面白くないので俺自ら二科生になる事を志願した。
まあその方が何かと楽しめそうだし、今の姿は正史の司波兄妹の姿をコピーしたものであり、声も違うからな。デバイスはいらないが、現代魔法を使う所
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