追憶編
終幕後
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西暦2092年8月11日に起こった沖縄海戦は日本が勝利した。だがそれは、ソレスタルビーイングが武力介入で沖縄を救ったからである。次の日、家屋や破壊された建物を全て破壊前に戻した。創造神黒鐵である織斑一真と女神雪音が舞い降り、再生を行っている所をカメラで映している国防軍や沖縄にいる記者達。
『沖縄海戦が終幕後、次の日からこの沖縄に再度舞い降りた創造神黒鐵と女神雪音と名乗る神が、破壊された家屋や建物や道路をまるで侵略がなかったかのように修復されております。魔法ではありません。神の力としか思えない光景です。創造神とは、全てを創造したと言われる神の名であります。創造から破壊と再生をしている事が、目の前で行われている事自体が有り得ない光景です』
との事らしいが、実際は我の力の一つで時間の巻き戻しをしているに過ぎない。女神雪音にもその力を分け与えたに過ぎない。魔法と言えど限度がある。それが今やっている時間の巻き戻し。タイムリバースとも言うが、見た目は破壊前の建物だが実際は破壊前に戻しているだけ。あとは死んだ人間を蘇生させる事が我の仕事でもある。ただし叛逆者や敵は蘇生はさせぬ。
『お父様。破壊された所を全て修復しました』
『よろしい。トレミー、破壊された所はここで全部か?』
『そうですね。那覇空港から創造神様がいる所は全て修復されました。残りは、無実に殺された住民と守った兵達ですね』
『遺体を収容されている施設はどこだ?』
『風間大尉がいる恩納基地に収容されています。あとは沖縄県名護市の方に収納されていると思われます』
『分かった。雪音は名護市へ向かい、蘇生の力を使う事を許可する。ただし敵兵や叛逆者は蘇生させるなよ?そいつらの魂は冥府で決める事だ』
『承知しました。お父様』
と言ってから、我と雪音は二手に分かれた。我は恩納基地に向かい、雪音は名護市にある遺体収容所にな。我らを撮影していた記者達は、二手に分かれたのを見てから記者達も二手に分かれた。深夜達は、別荘にてテレビを見ていたがどれも昨日の事ばかりだった。
沖縄に現れた創造神は、昨日の艦隊に向けて神の鉄槌を下した。下した後は姿を消したが、今日になって再び現れた事により記者達は興奮していた。
「ここが無事でよかったですね、奥様」
「ええ。幸い一真さんがこの別荘に結界を張ってくれたお蔭で、別荘とプライベートビーチは無傷だわ。ニュースに映っているのは一真さんと深雪だそうよ」
「やはりですか。それで船からは何と?」
「今修復完了させたと言ってたわ。あとは人々の癒しと無実な人々を蘇生させるのだと思う」
我は真っ直ぐ恩納基地に向かっていたら、ヘリが猛スピードで我について来るので速度をヘリに合せていた。ヘリから我を撮影していたがまあいい。
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