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東方喪戦苦
〜二十九幕〜動き出した歯車
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阿「俺が阿部 高和だ」

ア「は、はぁ、初めまして」

何故か皆、正座している。

ア「あっ!お茶入れますね!」
アゲハがお茶を入れようとして立ち上がった瞬間、襖が開いた。

「幾姉ぇお帰り〜」

だがそこに立っていたのは、幾姉では無かった。


?「ヒヒハハハハハハハ、こいつらか!?いいや、間違ねぇ!コイツらだ!テメェらに恨みとかはねぇ、あぁねぇな!だが死んでもらうぜ!」

変な男が入ってきた!
その男は立ち上がって、無防備なアゲハを狙った。

「アゲハァ!!危ねぇ」
咄嗟にアゲハを庇った。

男の掌底が俺の腹部を抉った。

「ぐぇぇ」

息が詰まった。
そして、何かが抜けるような感覚に見舞れた。

?「驚いているようだな????俺は、オーダー幹部のネクロ。能力は見ての通りだ」

男の手には、俺の心臓が握られていた。

「!!?」

ネ「何故か生きていられるかは俺には知らねぇが、こんな事は出来るぜ」

ネクロが俺の心臓を強く握った。
すると、俺の心臓があった場所に激しい痛みを感じた。

ネ「コイツを裕海に届けるのが俺の任務だ。心臓を取られたテメェの命は残り少ねぇ、あばよ」

「待て!」


ネクロは俺の心臓をポケットにしまい、走り去っていった。






To be continud





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