追憶編
散歩×正当防衛
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だが、まだ来るようなのであちらも殴ってくるが簡単に受け止める。その拳を握って骨折ぐらいの力をかけてみたが、瞬間に他の男らが来たので拳を放した後、深雪を後ろに下がらせて俺は反撃をしようと構える。
「ふふふ、面白い。単なる悪ふざけのつもりだったが・・・・」
大男はニヤリと笑うと、後ろの二人を下がらせてから構えた。あれはボクシングか空手、いや徒手空拳の可能性が高い。軍人でも近接格闘術は、身に付けているだろうからか深雪も見ただけではまだ理解してない様子。深雪は、近接術より中遠距離が得意な娘だからな。これだけは分かるかもしれんが、遊び半分だったのが本気になったという事を。
「おやおや。それでいいのか?ここから先は容赦しない程度にするが」
普通なら挑発的な事はしないが、俺はあえて言ってやった。普通なら逃げる所だが、俺と深雪も軍人的な行動をする時もあるし、相手の力量を見れないような者はここで分からせる時だと思ったからだ。
「ただの民間人が随分と気合いの入ったセリフを吐くもんだ、な!」
相手は、俺が目に見えてないと思っての加速をして殴りに来たが甘いな。前へ踏み出してきたが、遅いと思って俺は肩口に引かれた男の右手は、パンチを繰り出そうとしてた所に俺は胸板の中央に左拳をめり込むように打ち込んだ。
反動で跳ね返った大男は、身体が沈んで痛そうな音を立てて路面に両膝をついた。深雪にも見えていたようだが、後ろにいた二人の男は何が起こったのか分からず仕舞いになった。俺は打ち込んだ男を見下してから残りの男らを睨みつけて、軽く精神干渉系統をやったら見事に首を押さえる二人の男。
「たく、散歩が台無しだな。深雪、別荘に帰るぞ」
「お父様。少々やりすぎなのでは?まあお父様の本気は、あの程度では済まなかったのですから」
さっきまで歩いてた道を引き返す。別荘に帰ると深夜は「早いわね」と言ってたが、事情説明すると深夜はその絡んできた男共に対して「運が悪かったようね」と言っていた。俺の精神干渉系統魔法は受け継いでいる。特に四葉家前当主の元造のを元にした俺独自の物だが、手を振るのではなく殺気だけで、頸と胴体が離れるという幻覚を見るそうだ。
深雪はトレミークルーを呼ぶのでは?と言われたのを思い出してから空間切断で呼んだ。フェルト、ミレイナ、ラッセにイアンとビリーだ。クルー全員来たらまずいのでは?とビリーに聞かれたが、俺は大丈夫と答えた。ハロ専用の人型で作業するし、自立支援型AIでトレミーの管理を行っている。
俺らの部下もトレミーにいるから問題無し。フェルト達も水着に着替えてから海に行ったので、俺と深雪も海に行った。プライベートビーチなので、別荘近くを買い取った。夕方まで遊び尽くしたトレミークルー達と護衛である蒼太達だった。別荘に戻ってきた
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