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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
四話『降臨する蒼き消失王』
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「フフッ、フフフフ。やっぱり、貴方とは仲良くできそうだわ。いいわ、力を貸してあげる。でも、これだけは言っておくわよ?力に呑み込まれないようにしなさい」
最後の方は真剣な顔で言うロスティア。
「ああ!ありがとな、ロスティア……いや、相棒」
「……それじゃあ、力の使い方だけど使いたいときにこう言いなさい。『*************』わかったわね?」
「了解。じゃあ、また」
「ええ、さようなら」
俺はロスティアと別れると、自分の部屋のベッドで目を覚ました。
「…………よし。今は俺の事よりも、リアスさんだ」
俺は立ち上がると、駒王学園の制服に着替える。
着替え終わると、突然俺の部屋に魔方陣が展開されて誰かが転移してくる。
「起きていたんですか?」
転移してきたのはグレイフィアさんだった。
「今起きたばかりですけどね」
「それで、病み上がりの人が何処に行こうとしているのですか?」
「リアスさんを助けに行きます!」
俺の返答に少し驚きながらも、グレイフィアさんが何かの紙を渡してくる。
「これは…………魔方陣?」
「サーゼクス様の特注品です」
「サーゼクスさんはわかってたんですね。俺が諦めないって」
俺は笑いながらグレイフィアさんに、そう言う。
「彼は諦めないだろうからね……とのことです」
「ありがとうございます。…………これは直接リアスさんのいるところに?」
「いえ、安全性を考えて会場の前に転移できるようになっています」
「そうですか…………あの、イッセー達は?」
俺は少し気になった事を聞いてみる。
「その方々ならもう会場に行っておられます」
「わかりました。それじゃあ、俺はもう行きますね」
俺は早速、魔方陣を展開して移動しようとすると、グレイフィアさんに呼び止められる。
「待ってください。…………リアスの事を頼みます」
「はい!」
俺は素のグレイフィアさんの頼みごとに、真剣に答えて転移する。
【イッセーSaid】
俺達は部長とライザーの婚約パーティーに来ていた。
俺と木場や小猫ちゃん、朱乃さんはまだ諦めてはいなかった。
それに、最後まで俺達の事を思って戦って、そして負けてしまった刀矢がこれで終わるわけがないと思っているからだ。
「刀矢はまだ来ないのかな?」
「まだ目が覚めていないみたいだよ」
「でも、刀矢君ならきっと……」
「刀矢先輩は絶対に来ます」
上から俺、木場、朱乃さん、小猫ちゃんがそう言う。
恐らく、一番悔しく思っているのは刀矢のはずだ。
俺がそう思った時、会場の証明が一
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