暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
本編
第四話
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
元から、まるでレーザー光線のような光の帯がこちらに向かってきた。

エリオは間一髪で回避したが、遠距離技の存在を失念していたため、上手く回避できず、バランスを崩してしまう。

バランスを整える一瞬の隙を突き、ユウはエリオに接敵する。

「オイラが接近戦しかしないと思ったら大間違いッスよ!!」
「なっ!?」

エリオには回避する時間がないし、ユウには回避させるつもりもない。

「くそっ!!」

とっさに、エリオはラウンドシールドを展開する。

しかし・・・。

「それを待ってたッスよ!!」

ユウは腕を大きく振りかぶり。

「喰らうッス!!」

腰を捻り、レールロードを強く踏み込んだ渾身の一撃は、ラウンドシールドをすり抜けて(、、、、、、、、、、、、、、)、エリオの体にクリティカルヒットした。

「ごふっ」

エリオはもろに全力の掌打を急所に喰らい、その場に崩れ落ちてしまった。

「ユウ君の勝利や・・・」

こうして、模擬戦はユウの勝利で幕を閉じた。





隊舎に戻ってきたユウは自分の能力について、説明を求められていた。

「これからは、命を預け合う仲間なんやから。さっきの模擬戦についてや、他にどんな魔法が使えるか説明してもらうで、ユウ君」
「もちろんッスよ」

ユウは笑顔で了承した。

ちなみに、気絶していたエリオは5分で復活し、今はユウの説明を聞いている。

「オイラの戦闘スタイルは基本的に、オイラが持つ、あるレアスキルを基礎にしてるッス」
「レアスキル?」
「特務6課にもいるんじゃないッスか?『魔力変換資質』ッスよ」
「私とエリオが電気の変換資質、シグナムが炎の変換資質だね」
「オイラのはその中でもレア中のレア、『磁力』ッス」
「「「「磁力?」」」」
「そうッス。そして、レールロードは空中に磁力に反応する足場を造り出す魔法ッス。それを利用して、リニアモーターと同じ原理で高速移動してるッス」
「そうか!!通常は瞬間的にしか効果を発揮しない高速機動魔法を、あんなに長時間加速し続けられるのは変だと思ってたけど、そういう原理だったんだ!!」

エリオが得心言った顔をする。

「でも、最後の技は何ですか?ラウンドシールドをすり抜けた技です」

そんな、エリオの疑問に。

「『壁抜け』だね、ユウ君」

意外にも、なのはが答える。

「なのはさん、知ってたんですか?」
「うん。だって、ユーノ君が得意だった技(、、、、、、、、、、)だから」

その、なのはの答えに全員が沈黙する。

「結界魔導師Aランク相当の高等技術『壁抜き』。相手のシールドを解析し、自分の魔力をそれに同調させることで、シールドをまるでないかの如く貫通する、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ