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魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
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賊団は管理局の船を隠れ蓑にした密輸船ばかり狙ってるんじゃないか』って言われてるんだ。さらには、『その密輸船ばかり狙う、船長のトラファルガー・ローっていう人は管理局に内通している人物じゃないか』ともね」
「なるほど。何度も犯行を許しているという管理局の失態、公表することのできない積み荷、そして管理局に内通する人物が黒幕とくれば、管理局が事件を揉み消したがるわけやな」
JS事件以降、管理局の闇を消し去ろうと、今の管理局の現状を変えようと、日々奮闘しているはやてにとって、頭が痛くなるような話であった。
「それに、この船長には最近、4億もの懸賞金が付いたらしいよ」
「なんやて!?スカリエッティと同額やないかい!!」
管理局はJS事件以降、以前から問題になっていた人材不足の問題について、レジアス中将の反乱の動機により、いよいよ問題となり苦肉の策として、賞金制度を導入した。
指名手配中の犯人を捕まえた民間人に対して、その手配書の額に応じた賞金を出すという制度であるが、『管理局の示しがつかない』という強い反発もあったものの、現在の人材不足の問題には勝てず、しぶしぶこの制度が施行されたのである。
そして、この懸賞金の額の大きさは、そのまま、その犯罪者の管理局や民間人に対する危険度を表している。つまり、『たかだか海賊団の船長に、管理局全てを敵に回した凶悪テロリストと同じだけの危険度がある』と管理局は判断したのである。
「つまり、トラファルガーゆう人物は、スカリエッティと同等の危険人物、あるいは・・・」
「管理局にとって致命的な秘密を握る人物かもしれない・・・と言っても、まだ明確な証拠はないけどね。全部推察に過ぎないし」
「めんどくさい事件やけど、がんばってな」
「はやてこそ、また総部隊長、頑張ってね」
それから1週間後、正式に特務6課が始動し、かつてのメンバーも、特務6課に異動の辞令が出された。
しかし、このときの彼女たちには想像もつかなかった。
違法科学者ジェイル・スカリエッティの脱獄、無限書庫元司書長ユーノ・スクライアの失踪、ハート海賊団船長トラファルガー・ローの台頭。
バラバラに見えたはずの三つの物語がやがて一つの事件に結びつくことに。
一つの事件、一つの出会いを切っ掛けに、彼女たちの本当の物語が幕を開けるのである。
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