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魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
本編
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ちに、リンディが会議室に到着した。
「みんな忙しいのに集まってくれてありがとうね。さっそく今回の緊急招集の理由を説明するけど、心して聞いてちょうだい。実はもう一週間以上前にユーノ君が管理局を辞職したの」
「「「・・・へっ?」」」
「まさかっ!?」
三人娘はあまりに予想外の出来事に、すぐには理解できず、間抜けな声をあげてしまう。
対して、クロノは『やっぱりか』と心のうちで思いながらも、怪しまれないように、驚いたふりをする。
「いったいどういうことですか!?ユーノ君が辞めたなんて!?」
「そうだよ、お義母さん!!いままでそんな話、一言も聞いたことなかったよ!!」
「せや!!それにユーノ君が辞めたんなら無限書庫の稼働率が大幅に下がっているはずや!!そんな話聞いたことないで!!」
三人娘にとって、ユーノの突然の辞職は驚愕だったが、それよりも無限書庫の稼働率に全く問題が無いのが疑問だった。
当然だ。彼女たちにとって無限書庫とは“ユーノ・スクライアの能力があって、初めて通常どうりの運営が可能である”という認識だったからである。
実はというと、三人ともユーノが辞職した以降も無限書庫に資料請求していたのだ。しかし、彼が辞める以前と全く変わらずに請求した資料が手元に揃っていたのである。
彼女たちの認識では、ユーノが辞めたというのなら、こんなことは不可能のはずである。
だがしかし・・・・・・・・。
「その件についてはレティが調べてくれたわ。実は、彼が辞職した後、新しい司書長にはエリカ・ルミアールという人がなったらしいけど、彼女、なかなかのやり手よ。なんでも、彼女はユーノ君が直々に指導して、後継者に選んだほどの人材で、検索能力、分析能力、組織を動かす手腕はどれをとってもユーノ君に匹敵するそうよ。それに、以前のJS事件で無限書庫の価値が
上層部
(
うえ
)
に認められて、予算や人員の増加が認められたでしょう?それで、あの部署は司書長一人が抜けた程度で機能しなくなるような部署ではなくなったそうよ。司書たちの話では、彼の、実に10年にもわたる努力の成果だそうよ」
「「「・・・・・・・・・・っ!?」」」
リンディから聞かされた最近の無限書庫の実態に三人娘は絶句した。
彼女たちは、ユーノが無限書庫の実情を少しでも良くしようと奮闘してたことも、その為に、連日徹夜が続き、過労や睡眠不足、栄養失調なんかで、頻繁に医務室に運びこまれていたことも、そして、JS事件の後、無限書庫の人員と予算の増加が決まり、“今までの努力が実った。”と大喜びしていたことも知っていた。だが、具体的に、彼がどのような事を行っていたのかは、たった今リンディに聞かされるまで、全く知らなかったのである。
クロノを含めた、この場にいる4人は、彼のこと
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