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If・魔法少女リリカルなのは〜結界使いの転生者〜
ファーストアラート
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技っちゃ裏技なんだけどもね」
「うちの場合だと、はやて部隊長が4ランクダウンで隊長たちは大体2ランクダウンかな?」
「4つ!?八神部隊長ってSSランクのはずですから・・・・・・Aランクまで落としてるんですか!?」
(SSランク!?)

ティアナの言葉に表情に出さず驚く剛。

剛の世界では公式ではSランクまでしかランクが存在しないが、非公式ならその上も存在するためである。

SSランク・・・・通称、神域魔導師。

世界にたった13人しか存在しない人外に与えられる称号なのだ。

世界が違う上に、ランクに対する認識も違うことがわかっていても、内心で動揺を隠せない剛であった。

「はやてちゃんも苦労しているです」
「・・・・・」

ここで、剛は疑問に思ったことがあったが、大まかな答えは想像がついたので口には出さなかった。

その答えの根幹にはミッドと地球の魔法に対する認識の違いがあると気付いたからだ。

出力リミッターが魔導師ランクに直結するのも、質量兵器を禁止し、物理攻撃の手段が極端に乏しく、あってもその動力に魔力を必要とする。

つまり、ミッドの魔導師は不必要な所まで魔力で運用しようとするため、より多くの魔力を必要とするのである。

まあ、砲撃や広域殲滅などと言った、魔力の馬鹿食いのようなタイプの魔導師が優遇されやすい社会基盤も関係しているだろう。

魔導師ランクが高い程、昇進も早いこの世界ではそれを落とすことは何かと苦労するだろし、部隊長も事態によっては最前線に出てくるのが普通ならその魔導師ランクの低下は不安要素でもある。

「まあ、隊長たちのことは置いておいて。みんなのデバイスについて一通り説明が終わったから・・・次は剛さんだね」
「はい?」

なのはからの指名に呆気にとられる剛。

「剛さんにも新しいデバイス・・・正確には違うんだけど便宜上そう呼ぶとして、シャーリー!!」
「は〜い!!」

そう言ってシャーリーは机の下からアタッシュケースを取り出し蓋を開けた。

「これは・・・?」
「剛さん専用デバイス『飛穿・M6(マークシックス)』と『鬼切・?M6《マークシックス》』です」

その中には女性用の小型拳銃の形をした物と、短めの警棒の形をした物が入っていた。

飛穿の方を手に取ると、銃身が伸び、銃に入っているラインが光り出す。

どうやら、今ので電源のようなものが入ったらしい。

銃身が銃から外れ、引き金を起点に先端が下に下がり銃弾を入れる穴の様な物(ただし、円形ではなく長方形型ではあるが)が見える。

ぶちゃけ、トリプソン・コンデンターであった。(分からない人はWikiで検索、もしくはFare/Zeroの衛宮切嗣を参照)

鬼切の方も手に取ると同じよ
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