始動機動六課
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』
言ってるそばから、スバルがウィングロードでガジェットを追跡しようとしたが、AMFの出力が上げられ、足場が消失し、そのままビルに突っ込んでしまった。
『スバル、大丈夫?』
「痛たた・・・。なんとか・・・」
『まあ、訓練中はみんなのデバイスに細工して疑似的に再現しているだけなんだけど、本物からデータを取ってるだけあってかなり本物に近いよ』
『対抗方法はいくつかあるから、素早く考えて素早く動いて』
その後、フォワードメンバーは即座に対抗策を試すために行動に移った。
エリオがビル群の連絡橋を壊して足止めしたところを、スバルが相手する。
単純な魔力攻撃が聞かないと判断すると、即座に体術を駆使して、ガジェットを地面に押し倒し、零距離攻撃を加えて破壊した。
他のメンバーも負けてはいない。
フリードのブラストフレアで逃げ場を封じたキャロが召喚と無機物操作の併用で物理的にガジェットを拘束する。
ティアナも本来ならばAAランクの高等技術である多重弾核射撃魔法でガジェットを撃ち抜いた。
『やったーーーー!!凄いよティア!!』
「煩い!!これくらい・・・当然よ・・・・・」
スバルの嬉しそうな声に、肩で息をしながら答えるティア。
目標の全ターゲットの破壊及び捕獲を終え、最初の模擬訓練はひとまず終了した。
「どう?剛さん。この世界の魔導師たちは?」
なのはは隣にいる剛に感想を求めた。
「そうだな・・・・キャロ三士がA、ティアナ二士がAよりのB、スバル二士とエリオ三士がCと言ったところか。まあ、実戦経験皆無の彼女たちにしてみれば良くやったと言ってもいいな。・・・まあ、欲を言うならスバル二士の直情型名行動やエリオ三士の建物破壊など細かいところを挙げればきりがないが・・・」
「キャロちゃんがAってどうしてです?」
疑問に思ったシャーリーが剛に尋ねた。
「ああ、すまん。私の世界の魔導師ランクの様なものだ。魔法協会『円卓十三議会』が交付している、私の世界唯一の公式国際魔導師ランク・・・と言っても、あくまで魔導師としての格付けで戦闘能力は吟味されていないがね」
円卓十三議会が交付する国際魔導師ランクはEからSまでの6段階評価で表示され、魔力素を魔力への『変換』、魔力の『運用』、術式の『構築』、魔法の『制御』の4つで評価が決まる。
デバイスに内蔵されているプログラムを利用して魔法を発動するミッド式やベルカ式には『構築』の評価が低いことを差し引いても、あの年齢でC以上の評価を取れる彼女たちは魔導師としては非常に優秀であろう。
「ティアナ二士も評価が高いのだが、彼女は最後で力押しの傾向があり制御がまだ甘い。スバル二士とエリオ三士に至ってはほぼ全てが力任せだ。
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