無印編
暴走するロストロギア
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のジュエルシードの魔力は膨れ上がっていく。
「・・・・・・・・お願い、止まって」
もうだめかと思われたその時・・・・・・。
ババババ―――――ン。
四つの銃声が鳴り響いた。
「「「「!?」」」」
突然の銃声にその場にいる全員が驚いた。
銃弾はフェイトを、正確にはその手の中のジュエルシードを中心に正方形になるように着弾していた。
この銃弾は一種の封印魔法をサポートする礼装である。
「ジュエルシード、封印!!」
パトカーから降り、その手に警察用の回転式拳銃を構えた小林がフェイトの手に、自分の手を重ね、ジュエルシードの封印作業に入る。
やがて光は止み、ジュエルシードは完全に停止した。
「フェイト!!」
「ぐあっ!?」
緊張の糸が切れたのか、光がやむと同時にフェイトは倒れた。
そこにアルフが駆け寄り、小林を突き飛ばしてフェイトを支える。
「・・・・・キッ!!」
一瞬こちらをアルフが睨んだが、直ぐに離脱し、転移魔法で逃走した。
「あ、待て!!」
「深追いするな」
「警部!?」
「今の転移の逃走先は恐らくこの地球上ではい。あまり情報がないまま深追いしても危険なだけだ」
「分かったっす」
「それよりも、小林・・・・・視えたか?」
「少しだけっすけどね」
「まあいい。あとで聞かせてくれ」
「了解しました」
その後、事後処理を終え、子供たちは事情聴取した後それぞれの家に送り届けられた。
なのははまた大目玉を食らい、本当に封印処理がされそうになったが、ユーノが『デバイスの破損がひどく、どのみちしばらくは魔法が使えない』と必死に説得することで何とか免れた。
同日同時刻。
次元世界同士を隔てる次元の海。
そこに一つの戦艦のようなものが浮いていた。
時空管理局所属のL級次元巡航船『アースラ』。
「みんなどう?今回の旅は順調?」
ライトグリーンの長髪の女性、『アースラ艦長』リンディ・ハラオウンがクルーたちに話しかけた。
「はい。予定に遅れありません」
「前回の小規模次元震以来、目立った動きはありません」
「ふむ」
そう言ってリンディは艦長席に座る。
「事件の中心人物である三組の捜索者も現在は目立った活動はしていないようです」
アースラの『管制主任兼執務官補佐』であるエイミィ・リミエッタが紅茶を入れながらそう言ってきた。
「ありがと。そうね、管理外世界の小規模なものとは次元新の発生は見過ごせないわ。危なくなったら急いで現場に向かってもらわないと・・・・ね?クロノ?」
リンディは自分の息子であり、『時空管理局執務官』クロノ・ハラオウンにそう言った。
「大丈夫ですよ
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