無印編
暴走するロストロギア
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ん!!話し合うだけじゃ、言葉だけじゃ何も変わらないって言ってたけど、だけど、話さないと、言葉にしないときっと伝わらないこともあるよ!!」
「・・・・・」
「目的があるなら、ぶつかり合ったり、競い合ったりすることは仕方がないのかもしれない。だけど、何もわからないままぶつかり合うのは、嫌なの!!」
それでも、戦うことを選びたくないなのはは、必死にフェイトに訴えた。
「あたしがジュエルシードを探し求めるのは、それがユーノくんの探し物だから。ジュエルシードを見つけたのがユーノくんで、ユーノくんはそれを元通りに集め直さないといけないから、あたしはそのお手伝いをしているの。でも、最初はお手伝いだったけど、今は自分の意志でジュエルシードを集めてるの、ジュエルシードがこの町やみんなに危害を加えるのが嫌だから。・・・これがあたしの理由!!」
「・・・・わたしは・・「フェイト!!答えなくていい!!」」
開きかけたフェイトの口を、アルフが遮った。
「優しくしてくれる人たちの元で、ぬくぬく甘やかされて育っているようなガキンチョになんか何も教えなくていい!!」
「えっ?」
「・・・?」
アルフの言葉になのはは驚き、ユーノはかすかな違和感を覚えた。
「あたしたちが最優先するのはジュエルシードの捕獲だろ!?」
「うん!!」
アルフの言葉にフェイトはジュエルシードを確保しようと動き出した。
「なのは!?」
「大丈夫!!」
遅れてなのはも動生きだす。
二人は加速しながらジュエルシードに向かってデバイスを突き出し
そして・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ジュエルシードを挟むように、二人のデバイスが衝突した。
「「「「!?」」」」
そして次の瞬間。
二人のデバイスにひびが入り、ジュエルシードの魔力が爆発的に広まった。
「きゃあああああああ!?」
「くっうう!?」
なのははそのまま吹き飛ばされ、フェイトはかろうじて姿勢を保っていた。
「ごめん。戻って、バルディッシュ」
『イエッサー』
フェイトはデバイスを待機状態に戻した。
ジュエルシードは先ほどの衝撃で暴走を始め、すぐに封印しなければならない。
しかし、デバイスはボロボロで、とても封印作業などできなかった。
「フェイト!?」
フェイトは素手でジュエルシードを掴み、封印作業に入る。
しかし、それは無謀な作業のようで、彼女の手が、ジュエルシードの魔力に耐え切れず、裂けていく。
「止まれ、止まれ、止まれ、止まれ・・・・・・」
ただひたすらそれだけを呟き、封印しようとするフェイト。
見るものによれば、その姿はまるで聖女のようにも見えただろう。
しかし、無情にも、手の中
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