無印編
温泉での戦い
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こと・・・ない?」
「・・・・・あたしはジュエルシードを集めなければいけない・・・・そして、あなたも同じ目的なら、あたしたちはジュエルシードを賭けて戦う敵同士ってことになる」
「だから!?そういうことを簡単に決めつけないために、話し合いって必要なんだと「高町!!」・・・龍一くん?」
「これ以上の話し合いは恐らく無意味だ。話し合いだけで解決できることなど実はあまりない。お互いに譲れえぬ信念に従っているならば、こうして激突することは必至だ。ならば、もはや僕たちの間に言葉は必要ない。口先だけの言葉ではない、僕たちの魔法に込められた信念をただ無言のままに示せばいい」
そう言うと、龍一は召喚魔法で飛穿・二式を取り出した。
「それでも、あたしは「その人の言う通り。話し合うだけじゃ、言葉だけじゃきっと何も変わらない・・・伝わらない」・・・そんな!!」
なのははそれでも話し合いを望むが二人は臨戦態勢に入る。
「だけど覚えておくといい」
「?」
「君の信念が『誰かに指示されたから』『そう言われたから』などと言った『仮初の信念』だとすれば注意するといい。その娘は一度決めたらまっすぐにそこに突き進む猪娘だ。その程度の信念なら、あっという間に砕かれるぞ?」
「「あー」」
龍一が不敵にそういうと、アリサやすずかが納得したような表情を浮かべ、なのはが心外そな表情を浮かべた。
「!?」
そして、少女が高速魔法でなのはに切りかかってきた。
なのはが防御魔法で防ぎ、龍一は二人を抱え、瞬動で離脱した。
「ちょっと龍一!?なのははどうするの!?」
「なのはちゃん!!」
「とりあえず、ここにいたら二人も巻き込まれる。それに、僕はなのはとユーノの両方を援護しなければいけないからいったん離脱だ」
龍一たちは狙撃ポイントを探してそのまま森を駆けて行った。
ユーノと狼の戦いは逃げるユーノとそれを追う狼といった一見防戦に見えた。
「ち!!ちょこまかと!!」
「チェーンバインド!!」
だが、ユーノは追ってくる狼に対し、木々や岩と言った遮蔽物を利用して、多方向から魔力の鎖で罠を張り巡らせていた。
ユーノの勝利条件は目の前の狼に勝つことではなく、彼女を戦闘できない状況に追い込めばそれでいいのだ。そうすれば、なのはに加勢し、少女からジュエルシードを取り戻すことができる。
「うっとおしんだよ!!この・・ガッ!!」
元々単純思考なのか、罠にいらだった彼女は、ユーノに飛びかかろうとして、龍一の狙撃をくらってしまった。
ユーノの狙いは、彼女を捉えることではなく、彼女の性格を瞬時に把握して、自分に向かってくるルートを制限することが狙いだったようである。
「くそ!!なめるな!!」
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