暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜結界使いの転生者〜
無印編
温泉での戦い
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の大声に驚きながら顔を上げると、すずかやなのはも怒っている表情を浮かべていた。

「ユーノくん。それ以上言ったら、いくらなのはでも怒るよ」
「うんうん」
「確かに、最初はユーノくんのお手伝いがしたかっただけだった。お父さんの言葉でね。『困っている人がいて、自分に助けてあげられる力があるときは躊躇っちゃいけない』って教えられてたから。私が魔法の力でユーノくんを助けられて、ユーノくんが困っていたから助けたいって思って行動していただけだったけど、今はもう違う、私は自分の意志でこの事件に関わっている。あの娘がどうしてジュエルシードを集めているのかが知りたくて関わってるんだから、そんなこと言わないで」
「そうよ!!ここまで巻き込んでおいて、今更途中下車なんてできるはずないでしょ!!」
「そうだよ。あたしたちは友達でしょ?」
「僕も同感。この事件は来るなと言っても、最後まで見届けさせてもらうよ」
「み、みんな・・・」

ユーノがみんなの言葉に感動していると・・・。

「一体どうした!?」

士郎たちが子供組の部屋にやってきた。

どうやら、アリサの大声を聞いて駆けつけらしい。

なのはたちは先ほどのやり取りを士郎たちに伝えた。

「ユーノくん」
「はい」
「君はもう私たち家族の一員なんだ。だから、そんな悲しいこと言わないでくれ」
「すみません」
「そうだよユーノ!?家族なんだから遠慮しなくていいんだよ!!」

士郎だけでなく美由紀まで声を上げて士郎に同意してきた。

「美由紀はユーノに少し遠慮するべきだと思うんだが」
「恭ちゃん酷い!?」

恭也の指摘に、憤慨する美由紀。

だが、恭也の指摘が正しいだろう。

なんたって、美由紀は周りから止められなければいつまでもユーノを撫でつづけるのである。

「みなさん、本当にありがとうございます」

ユーノの瞳から涙がこぼれた。

幼くして大人の社会で生きてきた彼にとって、利害が絡まない、100%善意の関係などほとんどない経験だったからである。

ユーノはここにいる全員に感謝し、夜は更けていった。





皆が寝静まった頃。

「「「!?」」」

ジュエルシードの反応に飛び起きる三人。

「・・・うう・・・ユーノ・・どうしたの?」
「・・・・・・なのはちゃん・・・?」

ユーノを掴んで寝ていたアリサもつられて起き、それに反応してすずかまで起きてしまったようである。

「ジュエルシードだ」
「「!?」」

龍一の言葉に眠気が吹き飛ぶ二人。

「どうしよう?警部さんに連絡した方が・・・」

なのはがオロオロしているとアリサが何かに気が付いたように叫んだ。

「何言ってるの!?ここにはあの娘の仲間が
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