無印編
温泉での戦い
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で話しかけてきた女性に警戒する三人。
「「?」」
三人の反応についていけず、頭上に疑問符を浮かべる二人。
(忠告はしておくよ。子供はお家で大人しくしてな。おいたが過ぎるとガブッといくわよ)
不敵に笑みを浮かべる女性。
「さ〜て、もうひとっ風呂浴びてこよ〜」
そう言うと、女性は去って行った。
「う〜〜〜!!何よあれ!!昼間っから酔っ払ってんじゃないの!?」
「ア、 アリサちゃん・・・」
念話の内容を知らない二人は、あの女性がただの酔っ払いだと思っているようだ。
「二人とも、注意して。あの女念話で話しかけてきた」
「それって、魔導師ってこと!?」
「あの人はなんて?」
龍一の忠告にアリサとすずかはようやく事態を悟る。
「『子供は引っ込んでな』って。どうも忠告みたいだったよ。もしかしたら、あの黒い魔導師の仲間かも・・・」
「黒い魔導師って、前回すずかん家でなのはの邪魔した女の子の事?」
「『かも』じゃなくて十中八九そうだろうよ。これで単独犯って線は消えたな。下手をすれば、大規模な組織犯罪の可能性も出てくる」
「そんな・・・」
まだ見ぬ脅威に彼らは思案しながら旅館探検を再開した。
夜。
子供組は大人組よりも早く寝るために別室で布団を敷いていた。
「・・・・・・・・・」
すると、ユーノが暗い表情を浮かべた。
「ねえ、なのは」
「どうしたの?ユーノくん」
「レイジングハートを返してほしいんだ」
その言葉に、一同は言葉を失った。
レイジングハートの返却は未熟ななのはにとって、魔法の力の消失を意味する。
「ユーノくん、一体どうしたの?」
「そうよ、ユーノ!?確かにレイジングハートは元々あんたのものかもしれないけど、いきなり返せだなんて・・・」
「なのはの為か?」
「「「!?」」」
龍一の言葉に息をのむ三人。
「うん。そもそも、今まで元々ただの一般人だったなのはを巻き込んでいたこの状況がおかしかったんだ。僕の魔力もほとんど回復したし、この国にもちゃんと独自に対処できる組織がある。だから、これから先は僕が・・・」
「それと、レイジングハートと何の関係があるのよ!?」
「落ち着けアリサ。今までのジュエルシードは全部レイジングハートに格納しているからな。たぶん、彼女たちがなのはの持っているジュエルシードも狙ってくるならば、レイジングハートを持っているのは危険だと判断したからだろう?」
「うん。そうだよ。彼女たちの標的がなのはたちに向かないように、高町家を出て、零課に保護を求めるよ。今まで助けてくれたことには感謝しているし、いつか必ずお礼にまた訪れるから「ふざけんじゃないわよ!!」・・・アリサ?」
アリサ
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