無印編
もう一人の魔法少女
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あの娘にも言ったけど、ごめんね・・・・・・」
そう言い残し、彼女は去って行った。
その後、結界が解除された後、龍一は気絶したなのはを連れて屋敷に戻った。
気絶したなのはを全員が心配し、龍一は父に連絡を入れた。
父が月村家にやってきた(さくらさんが嬉しそうにしていたが)頃、なのはが目を覚まし、父からその場にいる全員に、全てを話した。
異世界の魔導師ユーノのこと。
ジュエルシードのこと。
なのはがちょくちょくユーノを手伝おうとして、危ない目に合っていたこと。
恭也さんに父が殴られたりもしていたが、父は何も言わずに殴られていた。
なのははアリサやすずかに『秘密にしててごめんね』と謝っていたが、二人は『気にしなくていい』となのはを許した。
その後、すずかの正体を明かして驚かれたり、それでもなのはが『すずかは友達だよ』と宣言して3人の友情が強まる事態になったが、その話はいいだろう。
帰り際に、父が『これ以上危ないことに首を突っ込むのなら、安全措置の為に魔力と記憶の封印措置をとるぞ』と脅し文句をなのはに言っていた。
息子の僕には分かる。
あれは本気の眼だ。
父は子供が巻き込まれるのを何よりも嫌う。
あの人は子供に手を上げる犯罪者には容赦しないし、巻き込まれないようにするためなら喜んで憎まれ役を引き受ける人間だ。
そのまま、その日のお茶会は後味が悪く終了した。
ちなみに、ユーノが喋ることができ、知能があると知った2人(特にアリサ)が驚愕し、アリサによるユーノいじりが少しだけ激化し、尻尾を掴まれたまま振り回され、目を回したユーノがいたことは完全に余談であろう。
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