無印編
八束神社での対決
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「ああ、逃げちゃう!!」
『空を飛ぶイメージを思い描いてください』
「う、うん!!」
レイジングハートの言葉に、直ぐに空を飛ぶ自分をイメージする。
『アクセルフィン』
なのはの靴に桃色の翼が生え、空を駆ける。
「待って〜〜〜〜〜」
獣を追いかけるなのは。
すると・・・・。
「ふっ!!」
獣の背後に、人影が現れ、獣の翼を切り裂いた。
「あ!?警部さん!?」
それは剛であった。
その手には直刀の短刀が握られている。
その銘を『鬼切』と言い、対化物用の極めて強力な概念武装で、今回の事件の為に、朝一で零課課長に許可申請してきた武装である。
「なのはちゃん!!どうして私のところのすぐ来なかった!?」
「だって!!早くしないと、他の人が巻き込まれちゃうから!!」
「そういうのは警察の仕事だ!!子供は大人しくしていろ!!」
二人が言い争っている間に、獣の翼が再生し、再び逃げようとするが・・・。
ヒュガッ!!
一本の矢が獣を貫いた。
「この矢、もしかして龍一くん?」
なのはが驚いている隙に、剛が獣に近づき、獣の四肢を切り裂いた。
「け、警部〜〜〜〜〜〜」
その時、神社に向かって、20代前半くらいの若い青年が近づいてきた。
「小林!!私が抑えている間に封印処理を!!」
「は、はい!!」
小林と言われた青年は獣に近づいて封印処理を施す。
獣は元の子犬に戻った。
「なのは!!大丈夫だった!?」
しばらくして、龍一とユーノが合流した。
そこには・・・・。
「まったく、君はどれだけ危険なことをしたのか分かっているのかね!?」
「す、すみません・・・」
剛に説教されているなのはがいた。
「なのは?」
「ああなった父さんの説教は長いぞ・・・」
その説教はしばらく続いた。
「あうううううううううう」
「お疲れ様」
ようやく剛の説教が終わって解放されたなのははすっかり涙目であった。
「そう言えば、父さんやけに早かったね」
公園までの距離的に龍一たちよりも遅れてくるはずだと思っていた龍一がそう尋ねる。
「ああ、なのはちゃんたちの放課後まで時間があったから、ちょっとこの付近まで来ていたのだよ。ほら、もう大丈夫だよ!!おいで!!」
そういうと、龍一は神社の隅の方に手招きする。
「く〜〜ん」
すると、奥から1匹の子狐が出てきた。
子狐は剛の元まで走ってくるとそのまま飛びつき、顔をこすりつけてきた。
「きゃ〜〜〜〜〜〜可愛い!!」
「巫女さんの話では、この仔は久遠て言う名前らしい」
「久遠ちゃんなの!!わたしにも抱かせてくだ
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