無印編
転生者対決
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ばならないため、必要な物資、機材、人員を全て用意するのにより時間がかかり、動き出すまでに時間がかかること。
しかし、ジュエルシードはいつ暴走押してもおかしくない危険な状態であったため、管理局を待っているとどれだけの被害がでるか予想できず、低科学文明の地球では対処ができないと考えたユーノは管理局に渡航許可申請を行い、一人で先に現地入りしたことなどを説明した。
「あれ?でもそれだと、ユーノくんは全然悪くないんじゃ・・・」
ユーノの話を聞いて、ふと疑問に思ったことをなのはは口にした。
確かに今回の事件にはユーノの不手際は何一つなく、ジュエルシードが事故で散らばってしまったのなら、それを起こした輸送会社に責任がある。
「でも、あれは僕が見つけてしまったものです。ちゃんと全部回収して、本来あるべき場所に戻さないと」
「責任感があるのはいいことだが、一人できたのはいささか無謀ではなかったのかね?」
「他の人たちはちょうど別の用事で動けなくて、僕一人だけしかこれなかったんです。・・・すみません。そのせいでなのはを巻き込んでしまって・・・」
「巻き込んでしまったこともそうだが、あと一歩で君が死んでもおかしくなかったんだ。どちらかと言えばそっちの方を反省してほしいね」
「大丈夫だよ、ユーノくん。なのはは多分平気だから」
一通りの話をユーノから聞き終えた剛となのは。
「さて、今日はもう遅い。そろそろなのはちゃんも家に帰らなければいけない。私が送っていこう。ご両親に事情を説明しなければいけないしね」
「えっと、それって?」
「心配はない、魔法関連までは話すつもりはないし、なのはちゃんが不利になるようなことは喋らないから」
「はい」
「それで、ユーノはどうしようか?私の家で保護するのもいいが?」
「あの!?ユーノくんは家で飼うことをお父さんやお母さんにもう話してあるので、家で預かってもいいですか?」
「そうか?まあそれでいいだろう」
そう言って引き下がる剛は心なしか残念そうな表情であった。
守宮剛は無類の小動物好きなのである。
実は今この時も、ユーノ撫で回したいのを我慢しているのだ。
「明日もう一度詳しいことを聞きたいから、もう一度ユーノを連れてこの公園に来てほしい」
「はーい」
「ユーノ。この件は私たち『零課』が引き受ける。君は安心して回復に専念するといい」
「ありがとうございます」
その後、剛はなのはを高町家に送り、『なのはがユーノの事で心配になって出てきたところを保護した』と言う説明で誤魔化した。
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