暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜結界使いの転生者〜
無印編
転生者対決
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から一つの蒼い宝石を取り出した。

「これがジュエルシード。僕たちの故郷の危険な古代遺産です」
「ほう?これは・・・」

剛が興味深げにジュエルシードを見つめる。

「ちょっとした刺激で暴走することがあって、さっきみたいに突然暴れだすこともある、危険なエネルギー結晶体なんです」
「本来は時空間に干渉するための膨大な魔力を結晶型に圧縮した小型エネルギー源といったところか。それに応用法として、一種の願望器としての機能もあるようだな」
「どうしてそれを!?」

剛のジュエルシードについての的確な説明にユーノが驚いた。

それに対し、剛は紫色の瞳(、、、、)をユーノに向けて答えた。

「私の数少ない特技だ」
「剛さん。眼が・・・」
「『天眼』と言ってね、魔法の特性や魔力の持ち主なんかを見分けられる力さ。君たちをすぐに発見できたのも、現場に残っていた魔力の痕跡をたどってきただけに過ぎん」

かつて、龍一たちの誘拐事件でも、龍一のマーキングを天眼で追ったのですぐに発見できたのである。

「凄い能力ですね。レアスキルの一種かな?」
「私にとって捜査とは答えが分かっている数式の方程式を探り出すようなものだ。なんたって、この眼で見つけ出した犯人に対しての証拠を固めていけばいいのだからね」
「それよりも、なんでそんな危険なものが家の近所に?」

脱線しかけた話がなのはの一言で元に戻る。

「それは僕のせいなんだ」

それに対し、ユーノは暗い表情(フェレットだから分かりずらいが)で答えた。

「詳しく聞こう」
「古い遺跡で見つけたジュエルシードを管理局に依頼して保管してもらおうと思ったんだけど、僕が手配していた次元船が途中で事故にあったみたいで、21個のジュエルシードはこの世界に散らばってしまったんです」
「管理局とは?」

ユーノから管理局について説明された。

正式名称は『時空管理局』と呼ばれ、この世界で言う、軍隊、警察、裁判所などがひとまとめになった巨大組織であること。

ユーノの故郷を始めとした様々な世界を取り仕切っていて、危険な古代遺産を回収して保管するのも仕事の一つであること。

ユーノの故郷のように管理局が取り仕切っている世界を『管理世界』、それ以外を『管理外世界』と呼んでいること。

地球は管理局では『97管理外世界』とされていること。

管理外世界では一般的に魔法や次元世界の存在が把握されておらず、次元航行技術が確認されていので低科学文明であるため、別世界の生命体の存在や高度な科学技術の流出による無用な混乱を避けるために、管理局も現地政府にも秘密裏に活動していること。

そのため、管理外世界の現地で活動しなければならない事態になると、管理局は孤立無援の中で活動しなけれ
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