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機動戦士ガンダムSEED 白き魔星
01 準備と開戦
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だ。
 それらの技術が凝縮しているホワイトスターを持つアルティスが相手だったのだから仕方がないだろう。

 流石に今まで溜め込んだ憎悪を取り払うことなどできる訳がないものも、人並みの人生をおくれるようになったのは少なからず心に余裕を。
 寿命が急速に縮む反動によっておこる発作がなくなり症状を抑え込む薬を摂取しなくなったことが身体が治った証拠。

 史実の顔半分を隠す仮面ではなくサングラスに変わったのはその影響なのかもしれない。
 自分の闇に光を与え超技術をもって何をなすのか興味を覚え、クルーゼはアルティスの行く末を視るため友人となった。

 「キミか。素晴らしい限りだよ、このゲシュペンストは」

 コクピットハッチに立ちコクピット内に顔を覗かせ話しかけたアルティスに作業を止めずに顔を向けるクルーゼ。

 「そうか、それは良かった」

 「機体性能にOSもそうだが、特にサイコミュシステムだったか。これはいい、私の操作技術に素直に反応してくれる」

 クルーゼの為に用意した彼専用の量産型ゲシュペンストMkーII。
 ニュータイプ染みた直感力と高い空間認識能力を持つフラガ家の能力の力を持つ彼の反応に機体が追従できるようコクピット回りにサイコフレームを着けサイコミュシステムを積み込んだ所謂NT専用の使用となっている。
 フラガ家の能力がニュータイプとは似て非なる物なのだろうがクルーゼの能力を十全に発揮することは可能だろう。

 ちなみに彼らが着用しているザフトのパイロットスーツは史実の物とは違く、宇宙世紀系のU.C.0090年から採用されて宇宙軍を中心に更新した地球連邦軍のノーマルスーツだったりする。
 デザインもそうだがヘルメットは全の軍が共通で無駄に凹凸が大きすぎなのがどうも気に入りらないことから、デザインもよくてG軽減性能が高く動きやすさからザフトのパイロットスーツに制式採用させた。

 完璧にアルティス個人の趣味による我儘だが、実際に衝撃を受けコクピット内がシェイクされた場合には大きな大凸によって首をやりかねないのだからよかったのかもしれない。


 機体と操作性等をアルティスがクルーゼと問答を繰り返していく中、突如と場を埋め尽くさんとばかりのアラートが鳴り響く。

 「ッ――これは、まさか」

 「どうやら来てしまったようだな、連合の宇宙艦隊が。アルティス、キミは自分の機体へ急ぎたまえ。直ぐに出撃だ」

 「ああ、そうだな。そうするよ。頑張ってくれよザフト・レッド」

 「フッ。ならば私は、キミの腕前を見せてもらおうとしようか」

 「ありゃ、こりゃあ無様な姿はさらせないね」

 直ぐに出撃して戦場に行くと言うのに余裕全快のやり取りをして自分のも個人専用にカスタマイズしたゲシュペ
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