01 準備と開戦
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の全周囲モニターをそのまま採用してシート部分をパイロットに掛かるG軽減のためリニアシートへ変更。
そのコクピットをブロック化させ脱出ポッドにしてある。
此れはザフト軍の人材不足を配慮しパイロットの生存率を高める為の苦肉とも言える処置だ。
また近々登場するプラント産対核兵器のNジャマー対策として全ての電子機器を量子コンピューターへと変更してあり、此れにより量産型ゲシュペンストMkーIIのみレイダーや通信機が通常使用可能となっている。
コロニー防衛戦が終了次第、プラントとザフトの電子機器全てを量子コンピューターへと更新していく予定だ。
OSには当然、最小の操作でOSがあらかじめ登録されているモーションから適切なものを選択し動作に移すようになっており、操作の簡易性が増しパイロットの負担が大きく軽減させ素人でもある程度の操作を可能にした「戦術的動作思考型OS」、タクティカル・サイバネティクス・オペレーティング・システム(Tactical Cybernetics Operating System)。通称TCーOSが搭載されている。
武装はC.E.共通の動力を直結させて荷電粒子を撃ちだすビームライフルをはじめとし、既に生産されてしまったジンの兵装にPT共通が装備できる物を一通り揃えた。
ホワイトスターのチート設備を使うことで初めて資金度外視を可能とした機体がジンと同じグレーに染められメンテナンスベッドに立たち並ぶコロニーの宇宙港内MSドック。
並ぶゲシュペンストのうち一体のコクピットでイノベイドの指示の元、自分用にセッティングを続けるエリートの証明の証の赤いパイロットスーツ姿のザフト兵が一人。
ヘルメットを外した状態で無重力で肩まで伸ばした金髪を靡かせて某赤い人のような黒いサングラスをした男、彼の名はラウ・ル・クルーゼという。
彼の正体はアル・ダ・フラガという資産家の男が自身の後継者は自分が良いとし、資金提供を行っている研究施設で作らせたアルのクローン体である。
つまりはコーディネータではなくナチュラルとなるのだが、何ゆえコーディネータが自衛戦組織として創ったザフトに所属しているかと言うと復讐の為だ。
このC.E.世界でコーディネータを産み出す遺伝子技術は進んでいるものもクローニング技術はクローンを産み出すことじたいが生命の冒涜とし禁止されていたため発達しておらず、人のクローン体を産み出すことはできても寿命等の問題点を解決できていなかった。
そんな未熟な技術で世に生を受けたのが彼、ラウ・ル・クルーゼという人間だ。
彼もまた常人よりもテロメアが短く寿命も半分以下といった問題を抱えていたのだ。
作り出すことを依頼した張本人のアル・ダ・フラガはクルーゼを身勝手にも欠陥品と称し、犯罪
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