第6話 少子化の影響で重婚が合法になろうとも、リア充に至れる座席は有限である
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様に打ち明けようと決める千花。
「それがねぇ、この学校のイケメン四天王達が居るじゃない?」
「それが如何したんですか?」
「先週末に危ない所を助けられたこと麻与たちにも話したじゃない?」
「そう言えばそんな事も言ってたわねぇ」
「その時助けてくれた人・・・結局名前も聞けなかったんだけど、凄い紳士かつ超イケメンだったのよ!!」
そんな興奮した様子の千花を見て、あ〜成程と羽黒が呟く。
「けどイケメン四天王に比べると大したことなかった系って話でしょう?」
「違うわよ!寧ろ、その逆よ。逆!」
「逆ですか?」
「あまりにもイケメンだったからイケメン四天王を見ても充実した生活に思えなくてねぇ。あの銀髪の浅肌黒い年上長身超イケメン男性に会うまでは充実してたんだけど名前が分からないから何所の人かわからないのよぉ・・・・・ハァアア」
またしても溜息をつく千花に親友の真与としては、どうにか力になってあげたいと思っていた。
そんな三人をよそに盗み聞きするつもりは無かったが、たまたま耳に入って来ていた京は直に心の中で店長だ、と理解していた。
そしてその話題の中心人物である士郎はと言うと、今は九鬼財閥の本部である七浜本社ビルの会議室に来ていた。
−Interlude−
今この会議室には九鬼財閥総帥の九鬼帝、それに九鬼従者部隊の序列零位と2位と3位が藤村士郎と言う客を迎えていた。
「よかったじゃねぇか、士郎。これで大手を振ってジャンヌちゃんと雫ちゃんの二人同時に籍入れられて」
「からかう為に呼んだんですか?帝さん」
「これでも本心から祝ってるんだぜ。お前さん、真面目だからどちらに対しても責任を取る場合藤村を出るかどうか悩んでたんだろ?・・・あっ!!そうなった場合、内に引き込めばよかったのか!?」
本気で悔しがる帝をよそに士郎は本当に如何して呼んだんですかとヒュームに視線を送る。
「そう焦るな、士郎。お前を此処に呼んだのは3−Sへの編入についてだ」
「それについては、うちの雷画の爺さんと話し合ったんでしょう?他に何か必要なんですか?俺自身を此処に呼び出してまで」
「必要はありませんが建前は時には必要なのです。その当たりをどうかご了承いただけませんか?」
「まぁ、クラウディオさんが言うのでしたら・・」
その反応にヒュームが噛みつく。
「おい。俺の時と随分反応が違くないか?」
「それはそうでしょう。アクマでも相手への迷惑を考えて本当に申し訳なさそうにする完璧執事への対応と、自身の考えこそが世界のほぼ中心だと思ってるどっかの高圧
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