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転生とらぶる
マクロスF
0777話
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ェリルが持っているフォールドクォーツの力も影響しているのかもしれない。
 とにかく、こちらに攻撃を仕掛けようとする殆どのバジュラは歌の力により洗脳状態と素の状態を行ったり来たりしていた。中にはより強力に操られているバジュラもいるが、それに関しては俺達が攻撃するよりも早く、元に戻ったバジュラが押さえ込みに行っている。
 ……ただし、歌の影響範囲の問題なのかどうかは分からないが、シロガネがいる方では元に戻ったバジュラの数は明らかに少ない。
 まぁ、アルトの話によればバジュラは相手の存在をフォールド波のやり取り……即ち、フォールド細菌の有無で判別しているらしい。それを思えば、フォールド細菌の持ち主が2人揃っているこっちでより歌の効果が大きくなるのは当然だろう。

『おのれ……だが、私に攻撃は通じないと思い知れ!』

 女王級からグレイスの言葉が響き、バリア――ルカの言葉が正しければ次元断層シールド――を展開する。
 そして、接近しているVFや戦艦からミサイルやビームが放たれるが、その全てを完全に防ぎきる。確かにオズマの放った反応弾4発を何の被害も無く防いだんだから、この程度の防御力は当然か。
 ……俺がいなければ、だがな。フロンティア船団でも、新統合軍でも、S.M.Sでも……そして、シャドウミラーですら俺以外には使えない、この攻撃。

「直撃」

 精神コマンドの直撃を使い、ヒュドラ後方に装備されているメガ・バスターキャノンの砲口を女王級へと向け。

『あははははは。無駄よ無駄。神の如き力を持つこの私には一切の攻撃は通用しないの』

 自分に砲口を向けているニーズヘッグに気がついたのだろう。嘲弄するようにそう告げてくる。だが……

「先程同様、その自信……俺が撃ち砕く! メガ・バスターキャノン、発射!」

 その言葉と共にトリガーが引かれ、砲口から放たれる巨大なビーム。もっとも、確かに巨大ではあるが、女王級が放った重量子ビームに比べるとその太さは段違いではある。だが……メガ・バスターキャノンの砲口から放たれたビームは、次元断層シールドに弾かれもせず、あっさりとすり抜けてその巨大な身体へと命中する。

『ば、馬鹿な!? 一体何が……アクセル・アルマー、一体何をしたあぁっ!』

 その巨体を考えれば、与えたダメージはそう多くは無かったのだろう。だが、それでも自分が絶対の守護に守られており、こちらからの攻撃は一切食らわないと思い込んでいただけに、グレイスの動揺は酷かった。いや、いっそ醜悪だとすら言ってもいいだろう。

「ふんっ、この程度の攻撃を防げもしないで神気取りか? お前は神じゃなくて、その防御の薄さを表す意味でも紙の方がお似合いだよ」
『貴様っ、貴様あぁぁぁぁぁっ!』

 轟っ!

 俺のその言葉が余
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