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転生とらぶる
マクロスF
0777話
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を元に戻したのと同じ事をするつもりなのだろう。勿論俺としても依存は無い。敵の戦力が減ってくれるのなら歓迎だし、バジュラに対して色々と思うところはあっても、とにかく今はこっちに敵対する意思がない以上はこちらから攻撃を仕掛ける必要は無いのだから。
 だが……

「出来るのか? 一度グレイスの洗脳を解除して、元に戻しているのを見られているだろう? 向こうも、こっちにそんな手段があるのを承知の上でバジュラを出してきたのを思えば、対抗手段を有しているのは間違いないと思うが」
『ふふんっ、あたしを誰だと思っているの? あたしはシェリル、シェリル・ノームよ! その程度の障害なんか吹っ飛ばしてやるわ!』

 いつものシェリルらしい自信に満ちた口調を聞き、思わず口元に小さな笑みを浮かべる。そうだな、これでこそシェリルだ。いや、V型感染症の症状が出ていた時に比べると、よりシェリルらしいか。
 マクロス・クォーターへと通信つなぎ、ジェフリーの方へと視線を向ける。向こうでも当然俺とシェリルの話については傍受していたのだろう。無言で小さく頷いてくる。
 こっちに任せる、か。なら……

「頼む、お前の歌で無駄な犠牲を無くして俺達を勝利に導いてくれ」
『分かったわ。……だから、アクセル。ちゃんとあたしのところに戻ってきなさいよね。あんたの恋人達とはきちんと話をつけないといけないんだから』

 その言葉に、マクロス・クォーターと繋がっている画面でボビーが口笛を吹き、キャサリンが呆れたような表情で溜息を吐き、モニカ、ラム、ミーナの3人娘は興味深げな視線をこちらへと送っている。
 ちなみにシェリルの横ではランカが妙な想像をしたのだろう。顔を真っ赤に染めながら何故かチラチラとアルトへと視線を向けていた。
 オズマとブレラが微妙に不機嫌そうな表情を浮かべているのは、決して俺の気のせいでは無いだろう。
 そんなこんなで作戦は決まり、シェリルとランカが歌い始めた曲をバックにしながら敵の攻撃を回避し、クイーンへと向かっていく。
 新統合軍、S.M.S、そしてシャドウミラー。その全ての部隊がクイーンへと進路を取る。
 当然グレイスとしてもバジュラを使って反撃させるのだが、そこにシェリルとランカの歌声が響いてはバジュラの洗脳を解除しようとする。勿論グレイスもそうはさせじと再び洗脳しようとして、バジュラの体色は白に変わったり元に戻ったりと、まるで点滅しているかのように数秒、数瞬ごとに変わる。
 バジュラにとっては色々と身体に悪そうな気もするが、それでもグレイスに操られているよりはマシだろう。
 グレイスがどのような手段を使ってバジュラを操っているのかは分からないが、それでも強制力はそれ程高くないと言うべきか。あるいは、シェリルとランカの歌の力がそれだけ強いのか。
 シ
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