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第五章
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ぱりスカートの下はいつも」
「そうだけれどね」
 また顔が少し赤くなったのがわかる。外はもう暗くなっていてもコンビニからの灯りがそれを浩二に見せていたのである。
 見れば表情ははにかんだものであった。浩二はそれを見て内心結構可愛いなとかも思ったがそれは口にはあえて出しはしなかった。
「それでもよ」
 ここは普通の女の子であった。
「恥ずかしいの」
「わかったよ。じゃあ俺がキャッチャーだな」
「ええ、お願いね」
 真里はすぐに元の顔に戻った。闊達な笑顔であった。
「それでさ」
 そしてまた言ってきた。
「何だよ」
「これからは勝負もいいけれどキャッチボールもね」
「ああ、わかったよ」
 浩二もそれに頷く。
「やろうぜ」
「うん。勝負もいいけれど」
「キャッチボールもいいからな」
「ええ」
 そんな話をしながら街を後にした。そしてそれからは勝負だけでなくキャッチボールにも励む二人の姿が見られるようになった。


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