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不可能男の兄
第一章
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はいられない。
だから、お前が、弟を止めろ。
その瞬間。私は飛び出した。

「黙ってろ馬鹿!」

K.P.A.Italiaの隊員がこちらの動きに気付いたが、遅かった。
葵・トーリの顔面を蹴り抜く。
格闘を得意としてないが、流石に無防備な顔面に蹴りが思い切り入れば気を失う。



『――これより授業を始めまぁーす』

次の瞬間。新名古屋城が爆発、消滅した。
そして、三河は新名古屋城を中心として消滅した。
消滅の大きさは直径数十キロに及んだ。

翌明朝。
各国が動き出し、三河に来訪していた教皇総長イノケンティウスが聖連の臨時代表として判断を下した。
それは、今回の事件によって三河を失わせた松平家に対し、責任を追求するというものであり、内容としては松平家の取り潰しと代理襲名の決定と、三河が隠し持っていた大罪武装を聖連に奉還するものであった。
三河君主の子である自動人形の魂と同化した九つめの大罪武装の奉還。
彼女の魂を三征西班牙(トレス・エスパニア)の審問艦にて分解。
そして大罪武装を取り出す。その意味は、彼女の自害を意味した。
なぜならば、自動人形は魂を壊されれば死ぬからだ。



作者からの伝言
アニメから入った人は原作購入をおすすめします。
それが最善の判断だと思います。――以上。
配点:(布教)

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