17ー特別講演 (妖精さんにはご注意を?)
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もたってもいられず飛び出した。
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「うわー…ここもハロウィンか…!」
始まりの街に着いた僕は路地裏すらもハロウィンの仕様になってる事に驚いた。
「そうですよ?…スノーさんの世界ではありませんでしたが…。」
「うわっ??」
鏡から出て驚いたのは肩から聞こえるソーニャの声。…自分の右肩をみると白猫が肩にいた。
ただ普通の白猫と違うのはちょこんと背中に生えた小さな天使の翼があることだろう。
そしてこのめんどくさい空気感を出している者を僕は1人しか知らない。
「えっと…ひょっとしてソーニャ?」
「はい…。夢の間を出ると人間の形を維持出来ないので…。ティムモンスターとしてこのゲームに順応するみたいですね。」
ソーニャはふわっと翼と…おそらく魔法だろう。浮き上がる。
「それではハロウィン・パーティーの招待する人を探しましょう。確か…名前はミヤビさんという人ですよ。そしてキリトに落とされかけています。」
「なんだって??」
あの美少女攻略組に…!僕は笑いながらワナワナと震え。
「…ふふ…この世界のキリトはちょっと歌でボロボロにしないと行けないかな…?」
こうなったらこの世界のキリトに嫌と言うほど音楽につけこませてやる。そう決意した矢先。
「させない。」
「??」
いきなり後ろから緑色の服装の妖精をした格好の少女が飛び出してきた。そして右手には薙刀が握られている。
「はっ??」
「なんて…。殺し方は自在に♪てね?」
僕は大鎌をとっさに取り出し『エンペラーワルツ』を発動し、回転する大鎌の刃が薙刀の刃を弾く。
「これで終わりじゃない…。」
「えっ??」
なんと相手の妖精さんは硬直時間を解けた瞬間に、なめらかな動きでさらに薙刀の斬撃が襲ってくる。
「これで終。」
「がはあ…??」
見事に薙刀の斬撃が横っ腹に入り、吹き飛ばされ、倒れる。圏内のためダメージはないが重い衝撃はくる。
僕は思わず呟く。
「強い…。」
「あの…スノーさん。」
ソーニャがふわふわと肩に止まり。とんでもない事を言う。
「この人ですよ…?ミヤビさんって。」
「くそ…。どうカウンターすれば…
って。え?」
僕は思わずソーニャを見る。するとソーニャはクスクスと猫の顔でもわかる笑いで言葉を繋げる。
「だからこの人がミヤビさんですよ…?招待しようとした。」
「え、本当に?僕なんで戦ってるの?」
「作戦会議は済?」
そのミヤビちゃんは薙刀を持ってじわじわと迫ってくる。
僕は手を振りながら。
「あー??待って??ちょっと話を聞いて??」
「…?」
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