第27話 雨宿り その1
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
い奴め。オルタンスには俺から言っておくから、お前は妹さんと一緒に士官学校に来い。俺の仕事が終わるまでそこで待ってろ」
そういうとキャゼルヌは通話を切った。真っ黒な画面に向けて俺が苦笑して受話器を置くと、不審な目つきでイロナが俺を見上げている。ウェーブのきつい黒髪が、傾き始めた日差しに照らされて、鮮やかに光沢を放っている。目つきさえ戻れば充分美少女なのだが……
「ま、とりあえず行くとしようかイロナ。我が青春の学舎へ」
俺の照れ隠しの言葉に首をかしげつつも、イロナはちゃんと俺の後についてくるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ