第七話
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悪いんだけど《会議》の時間まで席を外してくれないかな。その……フレンドが、二人だけで会って話がしたいって言ってるんだ……いいかな……?」
シーラの顔が一瞬引きつった、ような気がした。
ディアベルがテスターだ、という件を思い出したのだろう。だが、すぐに違和感を消した彼女にはそれを追及する気も、またあの鬱な空気に逆戻りする気もないようだった。
シーラがそう考えるのなら、俺もこれ以上気にはすまい。
思考の隅での長考を最終的にそう結論付けて、俺たちはディアベルの頼みを了承し、《会議》の時間まで別れることになった。
そして、まずは食事だと言った途端に目を光らせたシーラに引っ張られ、路地に入ろうとしたその間際、何を思ったのか『よろしく頼むぜナイト様』と口走ってしまい、ディアベルからは失笑、シーラからは爆笑をもらったことは、この世界で初めての黒歴史となったのだった。
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