暁 〜小説投稿サイト〜
いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?
眷属、集めます
第27話
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ンチャントですよ。今は廃れてしまって滅多に見かけませんけど」

「なぜ廃れたんだ?」

「儀式が面倒なのが一つ、光剣や対魔弾の方が威力があるのが一つ、コストがかなりかかるのが一つですね。メリットは全く力を感じられないので痛い目を見させる事が出来るのと、どんな物にでも施せるってことですかね。ゼノヴィアさん、線が歪んでますよ」

「意外と難しいな。もっと楽な物は無いのか?」

「じゃあ、はい」

収納のカードから直径10cm程の判子を取り出す。

「これに魔力を込めたインクを付けて押すとそれだけで魔法陣の完成です」

「ちょっ!?そんな便利な物があるならウチにも最初からくれても良いじゃないんすか!?」

「だめです。魔法陣やそれを使った結界は時と場合によって大きさを変える必要があります。ですので魔法陣は自分で書けないといけません。それから自分で道具を産み出してそれを活用出来る知識を持って初めて一人前だと僕は考えています。ゼノヴィアさんは結界士にするつもりはありませんから、こういった道具を貸しますが、ミッテルトさんはそうではありません」

そこで一度区切り溜めを作る。

「僕はミッテルトさんがが裏で努力しているのを知っています。先程から仕掛けている結界が、時間がかかっているとは言え張れる様になっているだけで、どれだけ練習してきたのかが分かります。僕の魔法陣に必要なのは正確さのみ。それを様々なサイズで書けるようになるには、ひたすらに書き続けるしかありません。その努力の結果が今、僕の目の前にあります。誇って下さい、ミッテルトさん」

「いや、でもウチはまだまだで」

「確かにまだまだかも知れませんが、僕の想定よりも上を行っています。それだけミッテルトさんが頑張った証拠です。だから、これからも努力を続けてください」

「う、うっす」

何故かミッテルトさんの顔が赤くなっていますが何故でしょうか?ゼノヴィアさんの方を見て、視線だけで尋ねても首を捻るだけですし。

しばらくの間、無言で罠を仕掛けていき、予定の店の全てに罠を仕掛け終えてから警備室に向かいます。電源を入れてデパート中に仕掛けられている監視カメラを使って会長達の様子を覗かせてもらいます。途中、食料品売り場でおやつと飲み物を調達してきているのでちょっと休憩しながらですけど問題無いですよね。

「ふ〜ん、罠に引っかかったのは匙君ですか。包帯を巻いている所を見るとフェニックスの涙は使ってないみたいですね」

髭が似合うダンディなおじさんがイメージキャラの缶コーヒーを飲みながら関係のないモニターに録画されていた爆発シーンを映し出します。

「ありゃ〜、迂回しようとしているのに高を括って迂闊に千切って破片をモロに浴びて、あ〜あ〜、爛れまくりッスね。やっ
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