第三章
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れ馴れしいところのある彼だがそれを言えるような男ではないのだ。
「まあいいや。また一緒に来てくれるんだよね」
「うん」
里奈の返事には一片の迷いもなかった。それは遊馬にもよくわかった。
「一緒にね」
「わかったよ。それじゃあ」
遊馬は心の中で白い虹に御礼を言った。しかしそれは決して白い虹のおかげではなかった。自分の心がもたらしたものであることは気付かなかったのだった。
白い虹 完
2007・5・15
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